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木星・土星接近

2021年1月 3日 (日)

2020年12月の木星・土星接近 画像まとめ

昨年末にTWITTERに掲載した写真等を時系列にまとめて載せます。画面方向など未整理ご勘弁。

このような現象を、視力が衰えつつあるとはいえ、十分眼視できたのは幸せでした。

 

 

1.2020年12月17日 18:50  

土星の付近の3個は、衛星だと思います。

タカハシ FC65(500mmF8)(MULTI FLATTNER1.04×),IR CUT FILTER,

ASIAIR PRO, ASI533MC PRO(マイナス10°C), AZ-GTi EQ mode

露出30秒

 

Preview_jupiter_30s_bin1_1_20210103134701

Img_500

 

この日は、月とも接近していました。

Img_2270_trm

 

木星と土星の動画です。土星の環が本体を取り巻いているのが見えます。タカハシFC65(F8、FL500mm)です。

ASIAIRproは、最近動画も撮影できるように進化しました。

 

 

FC65で同様に地平線に近づいた月も撮ってみました。

ASIAIRproを用いて、月や明るい惑星や1等星クラスの恒星ならば、リアルタイムで動画の電視観望が可能なことが分かりました。

なお、M42も試しましたが、暗くて写りませんでした。

(動画クロップは最大1080×920ピクセルまで)

 

 

2.2020年12月19日

TANZUTSUコリーメート(iPhone SE2)

バーストモード(iso2000, 1/15秒)10枚連写中の9枚YIMG等で加算平均・調整

9av1_20210103132601

 

当夜は、別の経緯台マウント使用しましたが、TANZUTSUとスマホの接続はこんな感じです。

SIGHTRON NEWTONYのスマホホルダを使用しました。

アイピースは、マスキングテープで調節し、数種類試しましたが、昔の(ツアイス径の)タカハシオルソ9mmがもっとも相性が良かったです。

Img_5476

Img_5477

 

3.2020年12月20日、1時間での移動を見る

恒星との1時間での相対位置の変化に、木星・土星・そして地球の宇宙空間での動きを感じました。

 

TAKAHASHI FC65(500mmF8)(MULTI FLATTNER1.04×),IR CUT FILTER,

ASIAIR PRO, ASI533MC PRO(マイナス10°C), AZ-GTi EQ mode

20201220_1725_1825_trm_p

 

4.2020年12月21日

迫力の視野。最高でした。

動画も静止画も手軽なスマホコリメートだったので、大部分の時間について眼視で堪能できました。

21日の分の動画も静止画も、撮って出し無加工です。木星の模様と土星が同時に写り、スマホの性能に驚き。

さらに、静止画では、ガリレオ衛星も何とか4つとも見えます。偶然うまくいった機材組み合わせ、大気の状態、まことに幸運でした。

20201221 1646撮影
CELESTRON C5, iPhone SE2 コリメート法 AZ-GTi経緯台モード
接眼レンズ :タカハシ オルソ9mm(ツアイス径)
ダイアゴナルミラー経由のウィリアムオプティクス製双眼装置の右目部分に装着、
なので、鏡像になってます。総合倍率は250倍くらい?

 

動画

 

静止画

動画の撮影と同じ。スマホコリーメート、撮って出し無加工。鏡像。

木星の模様、ガリレオ衛星4つ、さらに木星本体そばにかすかに恒星が見えます。

iPhone SE2 (1/15秒 iso1600 調整マイナス0.6) 1枚撮り

Img_2609

 

Img_5728q

 

5.2020年12月22日 17:08

21日のセッティング(セレストロンC5に双眼装置)で、アイピースを外して、ASI533MCproを装着しました。

1秒露光6枚をYIMG・nikon CAPTURE NX2で加算平均・調整しました。

 

20201222_c5_asi533_6s_rot

 

 

6.本日の妄想

アイピースの同一視野に揺らめく2大惑星は圧巻でした。

ヒトが今回の水準の木星・土星接近を望遠鏡で観察したのも、歴史上はじめてらしいです。

自動車の大量生産(米国フォード社モデルT)が始まってから僅か110年くらい、ヒトの寿命の2倍にもなりません。それにも関わらず、既にあそこ、木星・土星にも探査機が行きました。

電子化、通信、インターネット、AI、物流、生物学、医学、物理学、工学、経済学、心理学、芸術、その他もろもろ、スピードを上げて進化すると思います。法律・政治・宗教含む人文系分野が進化する必要性は喫緊のような。

 

持続的成長(Sustainable Development)とかいうお経を唱えても、人類はつつましく生存し続けるだけでも大量の天然資源とエネルギーを消費せざるを得ないと思います。農業だって今は燃料や天然資源の消費なしには成り立ちません。

ヒトは若い種族と思います。しかし、いつまで持つ種なのかな?

ヒトは、意味の低い争い事とか偏狭とか貧困とか制限のために多くのかけがえのない一生と才能と時間と資源を使い切ってしまう前に、正しいと思われる方向性を探求して次の存在に進化するとか、はるか宇宙の彼方や他の時空に挑戦して未知の文明とうまく交わるとか、していって欲しいな、というか、多分していくだろうな、と、矮小な1個人ではありますが、妄想するのでありました。

(了)

 

 

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