0.彗星悶々
夏のネオワイズ彗星は天候に恵まれず、悶々でした。
なので、小さくて暗いけれどもアトラス彗星を茨城県つくば市郊外で激写しました。
前回ブログのおまけで1枚だけ載せましたが、他のも、パラパラ動画含めて載せます。
機材:
FC65(500mm F8)(中古)+FC/FSマルチフラットナー1.04×
ASIAIRpro+ASI533MCpro(ZWO IR cutフィルター使用)(gain100,冷却0℃,darkあり。)
AZ-GTi赤道儀モード、ASIAIRproとFL50㎜ガイド鏡でオートガイド
使用ソフトは、ASIFITS View, YIMG, nikon CAPTURE NX2です。
彗星導入は、ASIAIRの画面にSkysafariで得たその時刻の座標を手入力してプレートソルビング導入しました。
しかし、もっと良い方法があるのにぽんにゃんさんのtwitter見てて気づきました。ASIAIRのコメットカタログから、自動導入できるんですね。
ありがとうございました。すばらしいなー。小生は自覚ありますがおまぬけですー。
1.彗星核基準コンポジットの中央部:
トリミングすると意外と迫力
(2020.11.18 22:06から3分露光を8枚)
機材の割にけっこう鋭像撮れたと思います。
少し核が上下に動いて伸びてます。露光は3分でも長いようです。
彗星の移動が速く、個々の星が分離しちゃってます。

2.上の1.写真の全体像
短いけれども、尾らしきものが右にあるのを感じます。
小生の場合、手作業なので面倒でした。

3.中央部パラパラ動画作ってみました。:3分間隔約90分間分(写真をクリックしてもYoutube開きます)
美しくできません。
twitterの方が綺麗にgifアニメでアップロードできました。そっちの方が綺麗です。
https://twitter.com/m87_jetの今は上の方にあります
処理の流れは、当夜撮影の32コマすべてについて、
fits→ jpg →cnx2でバッチ処理(画像各種調整、トリミング) →gifアニメ → AVI→ youtube
宇宙空間の高速な旅人を感じました。中央部1/3くらいをトリミング(933×700ピクセル)
アップロードむずかしいです。ノウハウが足りません。
youtubeは、GIFアニメは対応していないようで、AVIに変換してアップロードしましたが、オリジナルAVI動画よりも低画質に変換されて配信になってしまいました。
回避方法如何。
AZ-GTi赤道儀モードのオートガイドが東へ少しずつ流れるのも分かります。
オリジナルの動画では、宇宙線のヒットと思われるノイズもたまに見られます。

4.3分露光の1枚画です
周辺減光未調整の画です。

5.高速位置移動
前回おまけ掲載のと同じ画像です。エメラルドのネックレスの一部みたい。
高速に見かけ位置が下から上へ移動中(天の北極方向へ)。
3分露光連続した中から、18分おきに1枚、加算平均しました。

6.雑感
ASI533は高感度です。広帯域で近赤外域にも各色の感度があるので、小生の旧いカメラレンズではノーフィルターだと恒星周囲が広く灰色になり、IR cutフィルタ不可欠な状況でした。
なので、FC65の場合も多分効果あると予想してフィルタ付けてますが、実はまだFC65でのフィルタ有無の比較検証はしていません。そのうちやってみたいと思います。
(了)
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