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天体写真

2019年12月 6日 (金)

今日も全力GTi:静かなる修行

めたりっ子ちゃん、大丈夫かい?

前回の心痛むギア研磨やりすぎのあと、とても心配だった。

まず、自宅ベランダにて試写。

今回も稚拙な写真ですみません。

 

直焦点M42:自宅にて

ああよかった。

ガタはあるものの撮影できたので胸をなでおろす。

Dsc_0114_yimg_cnx2ss

20191130 0:33 

AZ-GTi赤道儀モード(めたりっ子ちゃんウォーム研磨バージョン)

セレストロンC5直焦点(焦点距離1250mmF10)

D7100無改造(APSC6000×4000ピクセル)300秒露出1枚撮り、iso200、

フラット、ダークなし。  PHD2オートガイド。

露出300秒の成功率は、5回トライして1回。300秒はこれまでの最長成功記録。

なお、露出180秒なら、成功率は7割程度だった。

YIMG, nikon CAPTURE NX-D,CAPTURE-NX2等で処理

 

 

筑波山にて:20191203

Img_3863

 

アンドロメダ座M31中心部

201191203、筑波山でいろいろ撮影。空は明るく、天の川すら見えません。

薄雲の合間に間欠的に露出。空が悪く、発色が自分の感性に合うように調整できなかったので、モノクロ化。

中心部にものすごく集光してるんですねえ。

M31_8_yimg_adj_cnx2s

20191203 19時~21時ころ 

AZ-GTi赤道儀モード(めたりっ子ちゃんウォーム研磨バージョン)

セレストロンC5直焦点(焦点距離1250mmF10)

ニコンD7100(APSCサイズ)無改造

180秒×8枚、iso1600、 フラット、ダークなし。 

PHD2オートガイド。極軸合わせSharpCap.

YIMG, nikon CAPTURE NX-D,CAPTURE-NX2等で処理

 

 

M31撮影時のPHD2画面

標的眼にM31が見える。

こたろうさんからのアドバイスも念頭に、いろいろパラメータを試す。

このときは、露出2秒。ウェイトは両軸ともバランス崩し。この晩は、子午線越えでいくつかの対称を撮影継続。

赤緯軸のネジは、事前にし少しだけ緩く調節してある。

RMS1.31秒は、これまででベストと思う。しかしながら、良い状態は6~8分くらいしか持続しない。そのうち修正パルスが溜り、ズズッと赤緯軸が大きく動く状況は、無改造時と変わらない。

極軸を極力正しく合わせると、より長時間良い状態が持続することを実感する。

Img_3861

 

 

 

オリオン座で試す

燃える樹をガイド撮影する

だんだんピントがずれてきてるのに、気づきましぇーーん。

光量は足りないし、星像は膨らんでますが、初めての燃える樹大写しです。天文再開し、今は写るだけで楽しいです。

Honounoki19_yimg_cnx2_nxds

20191203 22:30~23:40 ころ 

AZ-GTi赤道儀モード(めたりっ子ちゃんウォーム研磨バージョン)

セレストロンC5直焦点(焦点距離1250mmF10)、D7100無改造

180秒×19枚(露出57分)、iso3200、 フラット、ダークなし。  PHD2オートガイド

YIMG, nikon CAPTURE NX-D,CAPTURE-NX2等で処理

 

ピリオディックモーションを試す

20191203 23:50ころから約30分間

オリオン座の燃える樹付近でピリオディックモーション試写。

AZ-GTi赤道儀モード(めたりっ子ちゃんウォーム研磨バージョン)

ガイド撮影に続いて、PHD2を外して、ノータッチガイドに移行。露出180秒×10枚(コマ間インターバル3秒)

セレストロンC5(公称焦点距離1250mm)直焦点、ニコンD7100(APSCサイズ)

複雑な動き。極軸がどんどん大きくズレていく感じ。筐体や脚のよじれ、ミラーのシフト、軸受けやベアリング、いろいろな可能性があるだろう。原因不明。30分間で3分角ほどずれた。

写真(上が北)から、ウォーム(約10分間で1回転)に同期した赤経方向振幅は、プラスマイナス20~30秒程度ではないか。

 

Noguide_30mins-fig

 

 

馬頭星雲にトライする

ピントがかなりずれていたが修正不足のまま撮影してしまった。

ノーマルのシュミカセは星像がコマ収差等で甘い。そのうえ、合焦レバーが敏感だし、重力でミラーは動くし、首が痛くて液晶固定の我がカメラ背面はのぞきにくいし、ピントがつかみ辛い。アクロバット姿勢。

風がランダムに吹きはじめ、揺れる。小生の機体は、改造によりウォームギアにかなりのガタがあるからか、特に風に弱い感じがある。

空も透明度が悪くなってきたので、これで終了。

Batou29_3s

20191204 00:45~03:00 ころ 

AZ-GTi赤道儀モード(めたりっ子ちゃんウォーム研磨バージョン)

セレストロンC5直焦点(焦点距離1250mmF10)、D7100無改造

180秒×27枚(露出81分)、iso6400、 フラット、ダークなし。  PHD2オートガイド

YIMG, nikon CAPTURE NX-D,CAPTURE-NX2等で処理。周辺減光が激しいので、CAPTURE-NX2で補正。

 

 

AZ-GTi赤道儀モードのガイド性能

(改造機での個人的印象)

あくまでも、小生が改造した個体での、オリオン座付近のゆるーい試写を中心とした印象であり、良い子の無改造個体の印象ではありません。

 

1.PHD2を使用する場合

  • セレストロンC5(焦点距離1250mm)直焦点でも、180秒露出くらいまでは実用的。ガイドグラフを見ながらならば、300秒までいける場合があった。
  • 重くない望遠レンズならば、十分に実用的。

 

2.ノータッチガイドの場合

  • 自分のこれまでの経験では、180mm望遠レンズとD7100の組み合わせでは、露出30秒以下で、ある程度使用できた。
  • 広角レンズであっても、デジカメの長時間露出には無理があるだろう。分単位の角度の揺らぎがある。
  • CMOSカメラとSharpCapの組み合わせならば、自動的に画像のずれを補正してスタックしてくれるので、大丈夫ではないかと予想。(ただし、小生はまだ試みていません。)

 

3.風には弱い。

 

(了)

 

 

 

2019年11月28日 (木)

今日も全力GTi:大安のM87JET氏

なんだってやりすぎってのはあるもんさ。

そのおかげで人類ってのは進化してきたのさ。ニール・アームストロングだって、限界超えて月着陸船テストベッドを墜落させてた。

少しばかり削りすぎただけさ。多分ガイド撮影は大丈夫さ。

 

研磨終了時のウォームホイール

Img_3830

 

 

削りすぎちゃったウォーム。

中央がスリム化。

Img_3837-trm  

 

 

 

改善したかった症状:

極軸(水平回転軸)のウォームギアに偏芯が目立ち、円周の片方で隙間狭くしてウォーム固定すると、周の反対で無理が出て、ゆるゆるになったり、きつくて壊れそうになります。また、ウォーム自体も、高速導入すると回転に同期してぐおんぐおんと鳴ります。

 

 

今回作業プロセス

モノタロウから真鍮よりもアルミよりもずっと固い、炭化ケイ素の研磨材がとどきました。品代約700円。

グリースとミックスします。

目的は、自己研磨です。

Img_3827

 

作業台(水道1号)

回転や傾斜ができるので大活躍です。

Img_3829

 

 

研磨前

Img_3821

 

研磨材を塗る。

このあと、組み立ててキツイところは15回ほど、ゆるいところは4回ほど、synscanの速度8倍で自己研磨。やりすぎました。

  Img_3828

 

 

研磨後の美しいホイール(洗浄後)。

研磨剤がアルミに埋没しているとは思いますが、実用上問題ないと思います。

Img_3833

 

 

 

ああ無情、動作検証。

偏芯音は、無くなった。極めて滑らか。(減速遊星ギアや中継ギアの偏芯と思われる音は依然としてありますが、これは対処不能です。)

しかし、歯の形状がおかしくなったのだろうか、隙間なく密着するであろうとの予測に反し、ウォームの接触を調整してもガタがなくならないところが予想外。

対処:赤道儀としての撮影時には、赤経の荷重バランスを忘れずに不均衡にする。

 

室内での動作検証状況

Img_3840

 

 

おまけ:みなさん、注意してね。摩擦攪拌接合 ?

作業中に、仮組して回転をなじませていたところ、ウォームホイールが、雲台のアルミ接続円盤金具の滑り軸受け面とくっついてしまいました。カッターの刃をスペーサーとの接合面に差し込んだり、力を入れて少しずつ動かしたりして外しましたが、びっくりするくらい強く接着していました。なお、ステンレススチールとアルミは接着しませんでした。

アルミニウム同士の円筒状の摺動面に、小さなボツボツができて荒れていました。

原因は、何か固い異物(例えば、今回は炭化ケイ素粉の残留したもの)が入り込み、摩擦で界面での複雑ななにかが起こり、ぶつぶつが成長し、柔らかいアルミ同士が摩擦攪拌接合 (攪拌溶融)になったと推測します。

対処:摺動面のぶつぶつをドライバーやカッターで除去し、ごく少量のグリスを付けてはめ込みました。

Img_3831 

 

 

おまけのおまけ:

AZ-GTi赤道儀モード、ふくろう星雲、実験写

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2019/11/21  02時ころ。月、雲あり。

セレストロンC5直焦点、中央部トリミング

AZ-GTi赤道儀モード、めたりっ子ちゃん研削前のバージョン

PHD2オートガイド

ニコンD7100無改造 iso6400  良像120秒×32コマ

YIMG, CAPTURE NXDなど


筑波山付近

 

 

 

2019年11月22日 (金)

雨の日は穏やかに:星写真と三脚プチ改造

20191120~21、筑波山近くに行きました。深夜零時ころから晴れ間が出てきました。無風です。

相変わらずのど素人の写真ですが、失礼します。

 

M42

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20191121 01:00  セレストロンC5直焦点(1250mm F10)、AZ-GTi赤道儀モードめたりっ子ちゃんバージョン、

雲台金具は剛健君、本日の投稿後半のプチ改造サイトロンカーボン三脚&ハーフピラー使用

NIKON D7100,中央部4800×3200ピクセル(1.3倍の設定解除を忘れました)、

ISO800 露光120秒1枚撮り。

PHD2オートガイド、RMSは2~3秒角

 

PHD2を試行錯誤する

120秒くらいまでならば、7割くらいの成功率なのですが、未だに300秒だと成功率ゼロです。

いろいろパラメータをいじっても、なぜか、トレンドラインで緯度方向のずれが徐々に累積していきます。しばらくするとドカーンと修正が過度に動くこともあります。それでも、大局的には、すこしずつずれていきます。

ギアの摩擦の渋さか? PHD2アルゴリズムの影響か? 小生の操作に基本的に誤りがあるのか? ぜんっぜんわかりましぇーーん!

Img_3801s

 

 

蒼の地球照

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20191121 05:35 セレストロンC5直焦点、

D7100、ISO200、露光8秒、カラーバランス太陽光。

本当に蒼いのか? しかし、この時刻、月面が地球の紺碧の太平洋に照らされていたに違いないと思うのです。

大気が透明な朝でした。

 

本日のプチ改造:三脚

 

1.ハーフピラーの子ネジによる固定を強化

今回はサイトロンのカーボン三脚にAZ-GTi用のハーフピラーを付けています。

まず、小さな3本ネジの固定強化です。浅い溝にネジ3本で重い鏡筒や架台を支えています。とてもしっかりしたハーフピラーですが、脱落が少しだけ不安です。

手工芸用の小さな電動ルータで、ネジ先がはまる2ミリメートルほどの窪みを3か所付けました。これで、少し小ネジが緩んでも、架台が外れる危険は減少するでしょう。不慮の回転も起こりません。隙間なくぴったりになる形状になるように、削るときは、試しながら少しずつ慎重に行いました。なお、穴の面は、ネジを締めると接合部が圧着するように、少しだけ斜面っぽくなるように削りを微妙に工夫してます。改造後数か月経ちますが、問題は生じていません。

Img_3783

 

2.カーボン三脚とハーフピラーとの接続強化

カーボン三脚の純正接続金具はEQ5等の赤道儀用と1/4インチネジ用(3/8インチネジへの変換用ネジ付き)の2種類が付属していましたが、金具2個とも同時に3/8インチネジで使いたかったので、EQ用の金具の方をプチ改造しました。つまり、

①ホームセンターで買った3/8インチネジの根元がわずかに太くてつっかえたので、通るようにネジ穴を丸棒状のヤスリで僅かに広げました。ねじの形態によっては、この作業は不要と思います。

②ハーフピラーの台側面(塗装の下はアルミで柔らかい)を一か所だけ削り、架台の回転止めのピンとの干渉を解消しました。(丸棒状のヤスリ使用。)

(なお、小生は、金具に更に汎用性を持たせたかったので、架台回転止めのピン(接着剤とさらに小さな金属ピンでしっかり固定されている)を外せるようにしました。つまり、金づち、釘、ペンチ、腕力で小さなピンを抜きました。)

 

③おまけとして、ハーフピラー金具底面もプチ改造。平らなヤスリを使い、塗装をほんとにほんとに慎重に平らに削ってアルミを露出させることにより、金具とハーフピラーの接触面の塗料の曖昧さを排除しました。(写真で黄色い紙の色が露出アルミ面の銀色に映りこんでいるのが見えると思います。)また、ハーフピラー底面の円周の外縁の端まで三脚金具のドーナツ型の面にしっかり圧着されるので、3/8インチネジの通る中央部は浮かんでいるものの、剛性はとても高いと感じます。

手作業でのヤスリは、削りすぎると接触面の平面性がだめになり泥沼に陥りますので、注意深く少しだけ、塗装面がなくなるくらいのほんの僅かだけ行う必要があります。自己責任ですよー。

Img_3785 Img_3784

 

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(了)

 

 

 

 

 

 

 

 

2019年11月15日 (金)

今日も全力GTi: 剛性追及、めたりっ子ちゃん(その2:終わり)

「めたりっ子ちゃん」極軸固着するの図(20191109暫定バージョン)

Img_3688-_051

 

 

なんとか調整して20191110バージョンへ移行。

(調整個所については本記事の後半に詳述。)

 

オートガイドテスト状況

20191110バージョンでPHD2オートガイドをテスト。20191112実行。

目視で南に向け、極軸合わせなし。誤差が2~3度あるでしょう。

Img_3750-_001

 

PHD2画面。赤緯軸で補正パルス連発、やっと軸が動いたが行き過ぎ(オーバーシュート)したと思われる。平均誤差はプラスマイナス4秒角程度か。今後種々の調整を考えたいです。

 

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赤緯軸動作のヒステリシス改善状況動画

こんな組み立てで撮影しました。

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Img_3736-_074

 

 

シムリング交換前がこれ

AZ-GTi赤道儀モード、シムリング交換前の動作特性です。

遠方のビル屋上の赤色灯を撮影。
セレストロンC5使用、正立プリズムを通して古いコンデジで撮影しており、上下左右は、ナチュラルです。
赤緯方向に動かすと、赤経方向に20秒角くらいまず動いてから赤緯方向に動作しており、ヒステリシスを描いています。

これは、オートガイド不良の原因になる可能性を感じます。
ヘアライン間隔は、30秒角から40秒角の間と思います。

 

シムリング交換後がこれ

AZ-GTi赤道儀モード、シムリング4枚すべてをステンレス製に交換した後の、動作特性です。20191110バージョン。
セレストロンC5使用、正立プリズムを通してコンデジで撮影しており、上下左右は、ナチュラルです。

ぶるぶるという横方向の大きな振動は、ほとんど水平方向のビルの赤色灯を見るために、やむを得ず三脚を目いっぱい伸ばしたためで、水平回転方向のねじれ剛性が著しく低下しているからです。めたりっ子ちゃん自体の基本剛性にはすごいものがあります。


赤緯軸方向の動作をしても、ヒステリシスは小さくなっています。しかしながら、動作遅れ(モーターが回転始めてから星像が動き始めるまでのタイムラグ)は、改善しません。むしろ、赤緯方向は、動き始めの時間遅れが増大しています。原因不明。

また、この動画ではわかりませんが、三脚を最短にして星を眼視した印象では、①全金属化により、剛性が圧倒的に向上し振動数は数倍になり振幅も激減した感触があるものの、②振動の内部損失が減ったためか、振動の減衰時間はかえって長くなった、という印象があります。

なかなか、すべてがうまくはいきません。グリスの工夫、振動エネルギーを早く消費する工夫、その他いろいろ必要でしょう。

追記:2019年11月14日、ヒステリシスがなぜか再発してしまいました。赤緯軸の締めが磨滅で微妙に緩くなったようです。

 

 

 

20191109暫定バージョンから20191110バージョンへの調整個所
ポイントは、

1.極軸を締め付けるメガネ穴リングの締め加減調節(極軸固着回避)

2.極軸ステンレスシムリングのグリス拭き取り(クランプ固定力強化)

3.極軸ウォームホイールとウォームのシリコン系グリス除去およびリチウム系グリスへの交換。ねじ締め直し(赤経方向不安定挙動回避)

4.赤緯軸を締め付けるリングネジの締め加減調節(赤緯軸渋さとガタの調節)

5.水平軸(極軸)駆動モーターのエンコーダローターの筐体への接触対策

 

具体的作業

1.極軸を締め付けるメガネ穴リングの締め加減調節(極軸固着回避)

メガネ穴?のあるリングねじを固定している2本の極小イモネジを緩めたのち、特殊なペンチで締め付け度合いを調節します。

これが微妙で、リング角度で5度ずれると、軸回転の渋さが大きく変わるほど敏感です。シムリングがぶよぶよした不織布から金属化された効果と思います。

Img_3690-_053

 

締め付け度合いが決まったら、極小イモネジを細い6角レンチで締めて固定します。このとき、小生のやり方ですが、力を込めてしっかり固定するイモネジは、1本だけ(赤丸のマーカーしました。)です。なぜなら、暫定バージョン(20191109バージョン)では2本均等に強く締めたにも関わらず、メガネ穴リングがトルクに耐えきれず、緩んで滑り締めあがってしまい、結果として今回の固着を生じたと推測するからです。これまでも、類似の機構のトラブル対処として、1本だけで強く締めて、対角部分が広い接触面積でしっかり摩擦固定されるように工夫してきました。その応用です。残る1本の極小イモネジは、抜けない程度に軽く締めたにすぎません。これは、あくまで、小生の個人的感想による対処です。

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2.極軸ステンレスシムリングのグリス拭き取り(クランプ固定力強化)

暫定バージョンの赤道儀モードでは、極軸(水平回転軸)のクランプ固定力(ストッピングパワー)に依然として不足を感じたため、グリスを紙でほとんど拭きとりました。拭き取ると、クランプフリー時は回転がザリザリで不快になりますが、小生は強い固定力を優先しました。

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3.極軸ウォームホイールとウォームのシリコン系グリス除去およびリチウム系グリスへの交換。ねじ締め直し。(赤経方向不安定挙動回避)

赤経方向の高速導入方向切り替え時に星像がひどく揺れる挙動及び赤緯軸方向に動かすときのヒステリシス様の挙動はを改善するために、①極軸(水平回転軸)ウォームホイールを、洗剤でよく洗浄し、いったん塗布したシリコーン系と思われるねばねばグリスを完全に除去しました。ウォームも、付着グリースを極力除去しました。そして、よりサラサラ感のあるリチウム系のグリスを、少量付けました。②また、ウォームと駆動モーターのアセンブリの取り付けネジ2か所を摺動するが曖昧性が極力無いように締め直しました。同時に、リチウム系のグリスをわずかに付けました。

グリースが、潤滑性を持ちつつ圧力を加えると固化するようになればいいなと思いました。つまり、かつて日産自動車が儲かる商売にはならなかったけれども、エクストロイドCVT(日本精工の精密加工と出光興産のオイル技術らしい。出光が点接触部の高圧で固化する特殊潤滑オイルを開発したと記憶。)に使用したような物性のグリスができないでしょうかね。

軸の頭に、試行錯誤したイモネジによる名誉の傷跡が見えます。

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モーター回転検出エンコーダー、ミニ四駆みたいなモーター、同軸減速ギア、中継ギア、ウォームが一体化したアセンブリーが、2か所のネジで、バネの力でウォームホイールに圧着する構造です。少し力がかかるだけで、ウォームが浮く構造です。ゆくゆくは、ギリギリまで隙間無くすように調節していく予定。(これは、駆動系損傷のリスク高い危険行為です。良い子は禁物です。)

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4.赤緯軸を締め付けるリングねじの締め加減調節(赤緯軸渋さとガタの調節)

ゆるくなったので、固着しない程度で、きつめに調整しました。しかし、リングねじの僅かの回転(5度くらいの回転)で渋さが大きく変わるので、実際の使用では、気温の変化や経時変化でどうなっていくのか、興味深いです。なお、極小イモネジの1本だけ締める手法は、水平軸(極軸)の場合と同様です。

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5.水平回転軸(極軸)駆動モーターのエンコーダローターの筐体への接触対策

 

モーターに直結して、昔のマウスに使われていたような、小型の回転検出エンコーダローターがついているのですが、それが筐体に接触していました。こすれたのでしょう、黒い跡がついていました。思えば、ときどき「カカカッ」という音がしていましたが、関係があったのかもしれません。写真の筐体底面赤丸の左右に線上の黒いのが跡です。これも、ひょっとしたら、高速導入方向切り替え時に星像がひどく揺れる原因かもしれません。そこで、筐体のアルミを少し削りました。

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削った後(小型の手工芸用ルータを使用。小さなルーターがあると、なにかと工作に便利です。)

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接触は改善しました。

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最後に: まとめ、考察等

総じて、シムリング全金属化は、半端ない基本剛性増加をもたらしましたが、AZ-GTiは、そもそも赤道儀モードではなく、本来の経緯台モードが正しい使用方法と思います。両軸や駆動系の構造は、経緯台としての使用が前提だと思います。

 

1.全シムリング金属化による基本的剛性の向上は、著しいです。腕で力入れても、たわみ激減です。鉄腕アトムが10万馬力から100万馬力にパワーアップしたみたいです。でも、耐久性や安定性には不安があります。頻繁な調整が必要かもしれません。


2.金属シムリングに交換しても、駆動系ギアに起因するバックラッシュには効果がありません。また、ウォームホイールにウォームがバネの弾性で常時圧着されるという構造ですが、この構造も疑問です。これらの点は、金属シムリングでは、解決しません。

3.高い剛性とクランプ力と操作性の調和のために、極軸(水平回転軸)を締め付けるメガネ穴リングねじの締め付けが重要かつ繊細です。また、赤緯軸と軸穴の隙間による生来のガタには、赤緯軸のリングねじを微妙にきつくしめると効果がありますが、水平軸同様、締め付けが重要かつ繊細です。

4.グリースも難しく、結局のところ、極軸(水平回転軸)の今回交換シムリングのグリースは紙できれいに拭き取りましたので、ほとんど残留していません。これは、かなり試行錯誤した末の暫定バージョン(20191109バージョン)ですら、赤道儀モードでは、クランプ力に不足を感じたからです。グリースほぼなしでは、クランプフリーで手動回転すると極軸(水平回転軸)は不快なザリザリ感がありますが、小生は、赤道儀モードで必要な強いクランプ力を得ることを優先しました。なお、経緯台モードならば、Lambdaさんのようにグリースを使用して快適にするのが適切ではないかと思いました。

5.小生の観察では、赤緯軸(上下動軸)のシムリングは、不織布みたいで実測厚さ1.2ミリでしたが、これでは厚さ不足でウォームホイール歯とウォームの軸の位置がずれているように見えました。小生には、厚さ1.8ミリ程度必要に見え、セミオーダーにおいて可能な2ミリ厚を選定しました。ただし、小生の個体のウォームホイールの歯の切削自体が、この位置ずれをある程度考慮しているようにも見受けられるのですが、削りがホイール円周の場所によって一定でなく、実際のところ、よくわかりません。オーダーするときのサイズは、自己責任で判断する必要があると思います。

6.上下動軸のテフロンリングは、摩擦が少ないのは素敵なのですが、剛性に不足を感じたので2枚とも金属化しました。しかし、金属リングの場合、剛性は抜群ですが、締め付けリングの僅かの締めの変化(5度くらい)で回転の渋さやガタ発生が大きく影響を受けます。赤緯方向に鏡筒を動かすと、赤経方向にも少しぶれるという現象に通じているのかもしれません。対処として、薄手の金属リングとテフロンリングの併用という方法もあるかもしれません。

7.極軸(水平回転軸)のクランプはクランプ力に難のある構造と感じます。他方、今般Sky Watcher社から発表のAZ-EQ AVANTでは極軸体は赤緯軸体と同じ構造に見えるので、改善されているかもしれませんね。楽しみです。小海星フェスでもっといじればよかった。

8.赤緯軸(上下動軸)は、クランプの回転をスラストベアリングで逃がす構造であり、メリットも感じました。クランプを締めるときに釣られて軸が回転する量が極めて少なく、また、クランプの固定力も大丈夫な水準でした。

9.赤緯軸(上下動軸)は、無改造テフロンリングのままでも、望遠鏡アリ溝金具を外して、軸締め付けリングネジをわずかに締めるだけで、かなりの剛性向上を体感できました。

10.いずれにせよ、AZ-GTiは、日曜大工程度でいろいろ楽しめる、素敵な素材です。

 

ああ疲れた。今日も全力変態ってしまいました。

(了)

 

 

 

今日も全力GTi :剛性追及、めたりっ子ちゃん(その1)

謝辞:

AZ-GTi用超剛金シムリングをブログで教えてくださったLambdaさん、素晴らしいパーツを製造してくださった岩田製作所さん、そして、ブログや情報への便利なポータルである天文リフレクションズ様に感謝いたします。おかげさまで、全面的金属シムリング化を楽しめました。小生には解決できない、減速ギア・伝達ギア等の問題を除けば、本体剛性向上は半端ないです。

注釈:

AZ-GTiは、程よくいじれる、とても良い機械です。しかし、基本、AZ-GTiは、ナチュラルな経緯台のままがよいです。良い子である読者様は、この改造記事は人柱的個人的感想による情報提供と好奇心をに応える一種のエンターテインメントであって、決して改造を勧めるものではないことを理解し、仮に血迷って分解や改造を行おうとも、それは、完璧に自己責任であり、けっしてメーカー、代理店、ネットでの数多の情報提供者等関係者に迷惑をかけないことを誓わなければいけません。だって、小生にとっては、結構難しくて壊れるリスクびしびし感じましたもんね。

 

「めたりっ子ちゃん」、雲越しに月を見上げる。

お互い頑張ったよね。20191110深夜

(そういえば、小海の星フェスのハイぶりっ子ちゃんは仕草が可愛かったなあ。)

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2週間ほど前

なんでこうなってるのだろう。

大丈夫なの?俺。パーツ順序わからなくなっちゃった。

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宅急便

11月8日。素晴らしくCOOLでECOな小箱が岐阜県から届きました。

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セミオーダーしたシムリングは4種類。あやしくも威厳のある輝きです。それを3セットも。血迷ってる俺。

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ちなみに、サイズは上の写真にも見えますが、以下の通りです。小生がすべて100円ショップのかっこだけノギスのプラ定規で計測した数値を元に発注しました。

数値は公差や個体差や小生の計測誤りあるかもしれませんので、あくまで参考です。血迷って改造を考える方は、各自自分で計測し、さらに、調節を判断すべきです。

繰り返しますが、良い子は、小生の真似したら、いけませんよー。壊れたり補償効かなくなっても、あくまで自己責任ですよー。分解組み立て調節結構難しいです。

1.上下回転軸の望遠鏡側テフロンみたいなリング:内径46.3、外径54.0、厚さ1.0 (単位㎜)

 

2.上下回転軸のクランプ側テフロンみたいなリング:内径40.3、外径50.0、厚さ1.0

3.上下回転軸のウォームホイールとエンコーダーのローターの間の不織布みたいなリング(厚さ注意。実寸(1.2ミリ)が薄すぎる感じでしたので。)

    :内径44.5、 外径64.0、 厚さ2.0

4.水平回転軸のウォームホイールとピラーとの接続円盤に挟まれてる不織布みたいなリング

 :内径50.0(これでは少しきつかったので、Lambdaさんのブログに匿名さんから投稿があったように、50.3ミリが適切と思います。)、 外径65.0、 厚さ1.0

 

主要改造パーツ・道具

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グリスは、ホームセンターや中古望遠鏡の店舗様から購入。リチウム系のもの、及び性状からシリコーン系と思われるもの硬軟2種。

 

 

 

20191109暫定バージョンへの道

 

1.上下動軸周辺

まず上下動軸(赤緯軸)回りを腹側から取り外す。不織布と思われるシムリングが外れます。一見、紙のような、弾性のある繊維の絡み合った物体です。なお、ウォームホイールは、洗剤で洗浄しました。

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ほこり除けアルミカバーを外すと、エンコーダーのローターとセンサーが見えてくる。

エンコーダの固定ネジの1本のプラスネジ頭が崩れている。

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上下動軸の鏡筒側のアリ溝を外す。

アルミの白い蓋が粘着テープで張り付けてあるので、再利用は無視して剥がす。あとは4本の黒いネジを外せばOK.

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ドーナツ状の締め付けリングねじを注意深く外す。細い六角レンチを使用して緩め、次いで、このリングねじを注意深く回転させてはずす。このリングねじの固定加減は、とても繊細です。

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テフロンと思われる白いシムリングが上下動軸の保持と滑りの双方を担っています。Lambdaさんのおっしゃる、謎構造のひとつです。

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上下動軸が外れます。腹側にも、テフロン製と思われるシムリングがもう一枚エンコーダのローターに張り付いています。

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粘度の低い潤滑油が使用されています。軸と滑り軸受の隙間は、やや広くガタのある印象。滑り軸受の厚さは10ミリほどでしょうか。

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2.水平回転軸周辺

上下動軸を外した後は、水平回転軸(極軸)を外すのにとりかかります。

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ローターを露出させます。

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基盤と上下動モーターを外す。もっと先に基盤とモーターは外すべきでした。反省。

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軸を止めるメガネ?穴のあるリングねじを細い六角レンチとペンチで注意深くはずし、さらにいろんな軸パーツを外します。すっきりしました。クランプ機構が露出しました。(この写真では隠れて見えませんが、組み立て時には、テーパーリングと、やはり斜面を持ったクランプリングの間の摺動部分に高粘度のグリスを塗りました。)

右側のは、外して裏返した上下動軸エンコーダローター及び軸。

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水平回転関係パーツ一式です。

このあたりの分解は、必死で、写真撮る余裕もありませんでした。

左上は軸と不織布と思われるシムリングです。これを金属製に交換することにします。

左下の小さなドーナツ型のメガネ穴?のあるリングねじが軸を外す要です。力がかかるのに小ぶりで繊細です。外すには、側面の2本の極小のイモネジを六角レンチで緩め、なおかつ、上面の2つの穴に先が入るようなペンチなどで回す必要があります。組み立てにもコツがあります。小生は何度もここを締めたり緩めたりしてしまいました。ここの耐久性が心配です。

大きなウォームホイールの中には、大径ベアリングやステンレス製のシムリングが位置します。

このあたり、順序や裏表が崩れないように注意です。小生はローターを裏表逆にしてしまい、組み立て時に回転がひっかかかる失敗をしました。小径のベアリング等の順序も崩さないように要注意です。小生はいい加減で記憶が怪しくなりヒヤッとしました。

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3.潤滑と固定力を試行錯誤する

不織布と思われるシムリングを、ステンレス製のものに交換しました。事前に、細かい紙やすり(水ペーパー)で、エッジをほんの少し丸め、回転させてなじませ、隙間極小を狙いました。でも、内径50.0ミリでは、ぴったりすぎてきつかったと反省しています。なお、オーダーしたシムリングのすべてについて、摺動時の滑らかさのために、水ペーパーでエッジをほんの少し丸めました。さすが関市の企業、切削がきれいで、エッジが刃物みたいにするどい直角に立ってました。

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このシムリングの潤滑が基本的課題と思います。リングの上下両方の摺動面の潤滑が微妙です。

全くの潤滑ゼロならば、十分なクランプの固定力が得られますが、リリースしての回転がとってもザリザリします。試しにグリースを入れると、シムリングはぴったり吸引粘着し、回転は滑らかですが、クランプの固定力が赤道儀モードでは不足に感じました。なお、岩田産業さんへの発注の前に、シムリングの材質として黄銅など各種組み合わせも考えたのですが、異種・同種金属間の摩擦の資料がネットでは不十分で、結局一般的なステンレスにしました。

グリースの種類もリチウム系とシリコーン系?2種を試しましたが、いずれも自分的には固定力不足でした。比較的にリチウム系が良かったですが、それでもいまいちと自分は感じました。また、グリース量を減らしても、なかなか満足できませんでした。

ただし、経緯台モードならば、少量のグリースでの潤滑が適切だろうと思います。

予備的に、取り付けせずにステンレスシムリングの2枚重ねにグリース潤滑も試しましたが、自分としては、すごくしっかり吸い付くのに、じわっとした力に対する固定力不足を感じました。

 

次に、グリース無し、グラファイト粉末のみを試しました。グラファイトは、高圧の滑り軸受に使用される記憶があったので。シャープペンシルの芯をカッターナイフで削ってふりかけのように撒いたものです。もう、疲れて意識朦朧、やけくそです。

すべり感触はなかなか良いです。

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次に、ものは試しと、リチウム系グリスとグラファイト混合を試しました。

この処方で仮組してネジを締め何度も回転させ馴染ませ、再度分解して余分なグリスをほとんど拭き取ると、なかなか良い感じになりました。

これで暫定的に、組むことにしました。

上下動軸のウォームホイールに接する大きなシムリングも、同様の処方にしました。

上下動、水平回転双方のウォームホイールとウォームとの潤滑には、シリコーン系と思われるグリスを用いました。(しかし、水平回転軸ウォームホイールは、不調で、翌日、リチウム系に再度交換することになります。垂直方向ウォームホイールについても、そのうち、グリスを変えるかもしれません。)

なお、上下動軸のテフロンリングを代替する2枚の金属シムリングおよび上下動軸の滑り軸受の潤滑は、なんとなく、感覚で、リチウム系のグリスを大量に用いました。

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再組み立てが進みました。水平、赤道儀、双方試しつつの作業だったため、「水道1号」雲台が便利でした。

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あと一歩です。暫定バージョンなので、ネジの締め方、組み立ては雑です。

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暫定バージョン(20191109バージョン)完成です。アルミ傾斜雲台「剛健君」、コンクリート強化三脚に載せて、星を見ます。実地試験。ルンルン(^^♪

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で、どうだったかというと・・・

極軸のクランプ力不足でした。

極軸(水平回転軸)の高速正転・逆転で星の動きが不安定かつバックラッシュひどく、とても耐えられませんでした。

赤緯軸(上下動軸)はまあまあでした。

加えて、クランプフリー状態で手動で極軸を回転させてなじませようとしていたら、急に固着してしまいました。回転させようとしても、全然回転してくれません。締め付けリングねじが滑って回ってきつくなったようです。

疲れたので、11月9日は、ここまでにしてお布団にくるまりました。

 

(次回へ続く)

 

 

 

 

2019年10月29日 (火)

小海町フィクションX

(注釈)この記事の読者は、写真とホテルの印象を除いて、内容が必ずしも事実ではなく、誇張や省略や歪んだ解釈であることを理解しなければいけない。

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M33 2019年10月27日午前00:13

ナトリウムランプ明るい小海町星フェス駐車場にて

素子面のダストの丸い暗影が取れないよ。

中央部約1500*1000ピクセルをトリミング

nikon D7100無改造 ISO3200 30秒*12コマ オートガイド無し

Ai nikkor 180mm ED F2.8 をF4に絞る

AZ-GTi赤道儀モード、雲台:剛健君、三脚:コンクリート・アルミスペーサー・エポキシ樹脂強化、もふもふスペシャル仕様

使用アプリ:カメラ内RAW現像JPGをYIMG、nikon CAPTURE NX-D,CAPTURE NX2等で加工

 

飛ぶ牛とホテル

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お土産

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「ただいまあ」

「・・・・・・(無音)」

「お土産買ってきたよ。往きの横浜のサービスエリアで買ったミルフィーユ。マツコデラックスの番組に出たらしいよ。苺で美味しいよ、きっと。」

「それから、柚子茶。買った若い人がおいしいって勧めてたよ、試したら、酸っぱくてほんとにおいしかったよ。」

「・・・・・・・・・・(口がとんがって位置がやや右にずれている。危険な兆候である。)」

「あんた、こっちは大雨で家の周りが水たまりになって洪水だったのよ。お隣よりひどかったのよ。あんたの黄色いバラの鉢を動かすのに苦労したわよ。トゲ痛いのね。」

「あ、ごめん。ありがとう。」

「銀行にいったの。記帳して、クレジットカードの年間利用額をまとめたら、〇〇万円っよ。こんなこと今までなかったわよ。あれに使ったんでしょう?あの趣味に。これにはまだガソリン代も含んでないのよ。」

「でも、これでも節約してるんだよ。今回だって、名古屋城のエビ天というか、金のしゃちほこ色の太陽望遠鏡をクレジットで買ってうれしそうなおじさんがいたけど、ほかにも、西東京の方らしいけど、鏡筒が30本もあるけど、奥さんは何も言わないって聞いたよ。」

「それは、奥さんに理解があるからとは違うわよ。あんた死んだらあれをどうやって処分するのよ。ベランダに洗濯物出すのに邪魔だし、ドアを開けるとレンズにほこりが入るって怒るし、今度はただじゃ置かないから。部屋いっぱいのガラクタを分投げてやる」

「それに、この間の市の集団健康診断の結果届いたわよ。糖脂質代謝異常で要検査、尿たんぱく、いろんなマーカーの異常(これは、継続して病院にいっている。)。血圧はまあいいわね。」

「まあ、お菓子でもたべようよ。道中、群馬県で買ったネギ味噌もあるよ。」

「今回泊まった「リエックスホテル」は、すごく食事がおいしかったよ。デザートも最高。ヨーグルトもおいしかったよ。温泉もあって、群馬県方向が開けていて、浅間山の噴煙や雲海たなびく様が最高だったよ。今度一緒に行こうよ。」

「そうですか。あんたがいない間、カフェオレ飲み過ぎて、パンやお菓子も食べて、でもコーヒー飲み過ぎておなかが痛くなったせいだと思うけど、体重は1キロ減ったわ。体操はしたわ。あんたがいるとストレスで太るけど、体重減ったのはいい傾向だわ。」

(小生は、ホテルでおいしいおいしいと腹はち切れんばかりにお皿を重ね、体を屈曲しようとすると口からジュースやコーヒーが噴出しそうになったことなど、話すことはできなかった。 けなげな、そして、大体は小生よりも正しい判断をする妻に深く感謝。)

 

(了)

 

 

 

2019年10月18日 (金)

D型がくれたもの(その2(終わり) 変化しよう)

 

北アメリカ星雲:180mm望遠

(D型赤道儀ノータッチガイド)

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北アメリカ星雲  2018年4月13日、茨城県 プラトー里見にて

高橋D型赤道儀架台 ノータッチガイド 初めて極軸とピントが合った撮影

(星見屋さんのマイクロフォーカサー使用。POLEMASTERで極軸合わせ。)

Ai nikkor ED180mm f2.8をf4に絞る

nikon D7100無改造 iso1000   露出234秒(1枚のみ)

現像アプリ:nikon NX-D フラット、ダークなし

大阪迷人会さんの方々の作品をイメージし、星の色を出そうと努力。

 

 

中古D型に遭う:神田界隈

今から三十数年前、就職して4年目くらいに、神田神保町だったと思うが、そこに開店した協栄産業さんにときどき行っていた。協栄産業の当時の店長さんはTさんとおっしゃっていたと思う。コーヒーを頂いたこともあった。

ある日、中古の高橋65ミリ屈赤D型が展示されていた。白鳥のように美しい。良心的かつ剛健な造り。3枚玉セミアポクロマート。幼少からの憧れの機種だった。時代はすでにフローライトだったが、即購入した。ハンドル回す手応えがぬめっとして素晴らしい。職人の丁寧な作業を感じる。

 

中坊、D型に憧れる

小生の天文歴は、いとこが屈折望遠鏡で木星を見せてくれたのが始まり。幼少の記憶は単純化・拡大される。木星は、大きな白い円盤で、模様は無い。ただ、木星の縁から衛星が出た光景が記憶に残っている。後年いとこに聞くと、ダウエルの5センチくらいのものだったという。

その後、少学5年生の「学研の科学」という本の付録に天体望遠鏡がついた。これを長いこと楽しんだ。中学生くらいまで使っていたように思う。シングルレンズで、レンズ自体は4センチくらいの口径があったが、有効径は1円玉くらいに絞られていた。倍率は20倍。鏡筒は、画用紙に墨で内面黒色塗装して作った。月も木星も火星も土星も見た。ベニヤ板、そこらに転がっていた木の幹、誰かにもらったバイクか何かのボールベアリング、プラモデルの戦車のギア、鉛筆削りの机への固定金具などで経緯台も作った。上下にぎゅるんぎゅるん揺れてすごかった。銀塩フィルムの時代で、写真は1枚も残ってはいないけど、月面撮影も試みた。海らしきものが写った。口径を広げると、かえって分解能が落ちて木星が丸っぽい色付き四辺形に見えたのがなつかしい。

中学くらいから、雑誌でいろいろなメーカーの評価や実績を読むにつけ、高橋のD型が憧れになっていった。しかし、小遣いが貯まるより早く価格が48000円から5万4000円に上昇したりして、残念だった。

その後、雑誌や図書館で写真集を借りて知識は得ていたが、望遠鏡の所有はなかった。高校に天文部はなかったが、文化祭で、同好会が高橋の10センチ反赤や少数の写真を掲示していたことがある。これが高橋の黒塗装だ、斜鏡金具が一本足だ、と感動した。また、展示の一枚だけ、小口径で撮った火星のモノクロ写真で抜きんでてよいものがあった。この撮影をされた方は今では電波天文学の重鎮である。

 

D型入手後

独身寮の屋上で惑星を見たり、レンタカーで野辺山に行った。ファミスコ60を同架し、アンドロメダ星雲やオリオン座のM42を撮影した。ハレー彗星もトライしたが、当時使用していたサクラカラーのISO1600のネガフィルムを冷蔵庫に保管したのがあだとなったのか、失敗した。当時使用していたカメラは撮影後モーターでの自動巻きとりするタイプ(キャノンT70)だったが、乳剤が乾燥し過ぎていたのか、静電気でフィルム面で放電が起き、彗星に重なって青い稲妻が写ってしまったのだ。他の日に富士山で撮影した時は強風で、D型の強度でも及ばなかった。

当時、伝説の店ATOMさんも神田付近にあり、バイクでJRのガードをくぐって行った。ハレー彗星のころ、今度、富士山にマイクロバスを仕立てて行くけど、よかったらどうですかとお店の方に誘われ、大喜びで同行させていただいた。山麓の駐車場には、マニアやいくつかの展示器が集まった。フローライト屈折やミードのシュミカセがあった。テレビ中継もあって、今もご活躍の三雲アナウンサーがいらしていた。

突然トレーラーに載った大きな反射望遠鏡が到着した。口径80センチくらいの白っぽいフォーク型赤道儀。電動で、細長いコントローラーに押しボタンがたくさんついていた。駆動音は大きい。ミラーを装着するために真上に向けた鏡筒トラスの下で、白いシャツの背中に80センチ鏡とセルを載せ、荷車を持ち上げるジャンバルジャンのように四つん這いになって、持ち上げている若い人がいた。セルのボルト留め位置合わせをしていた。天文ガイドの写真で存じ上げていた方にとても似ていた。すなわち、現在の星の村天文台長その人だったのではないかと思う(未確認です。すみません。台長様には、天文台に昨年初めて訪問しましたが、まだお話し交わしたこともありません。)。そして、望遠鏡は、チロ鏡。

上野の国立科学博物館での観望会にも少しだけ行った。天候不順のときはやらないので、電話で問合わせたら、いきなりアポロ11号月着陸のテレビ等で存じ上げていたM山氏のまろやかなお声だったので、びっくりした。高橋の10センチニュートン反射で土星が色収差なしで良く見えた。

徐々に付属品は増え、たまに飯田橋?にあった誠報社に行くこともあった。

木星や火星の銀塩写真も撮り、神田のガード下の飲み屋のおばさんに見せたら、ばかもん、早く嫁さがせと怒られた。

渋谷からのバスに乗りながら写真のネガを見ていたら、後ろの座席の年配の紳士に、木星ですね、何を使ってるんですかとか聞かれたこともあった。東京すげえ。ぜったい田舎ではこんなことない。

やがて、協栄産業さんの30センチのサイコロ状メタリックブルーのドブソニアンに手を出した。でも、あまりにも重量があり、結果として稼働率が低く、そのうちに手放した。

いつしか、家族ができ、転勤や多忙で、天文からは離れた。D型は丁寧にカビ止めや乾燥材で包み、田舎の物置で冬眠に入った。当時の写真は全く発見できない。でも、転勤した時も、ファミスコ60で幼い息子と金星の日面通過を投影して見た記憶がある。太陽がずれて、黒いプラ部品が少し溶けてしまった。

 

*********************************

 

回帰

 

30年以上経った。それでもなお、心に天文は残っていた。

60歳を超え、しばらく経ったある日、物置からD型を取り出した。きれいに拭きあげる。HD4も正常に駆動した。カビは無い。昔のアイピースも出てきた。

ネットで調べて、茨城県北などへ出かけるようになった。

2017年の9月だったと思う。奥日光の戦場ヶ原駐車場に行った。双眼鏡を楽しんだ。駐車場には、奇しくもつくばナンバーの車が3台集まった。少しお話しした。また、スカイウォッチャーの40センチドブソニアンを組み立てているお二人がいらしゃった。皆でかわるがわる覗かせてもらう。球状星団の個々の星々を見たのは初めてだった。惑星状星雲や網状星雲やいろいろのぞかせていただいた。skysafariによる自動導入を初めて見た。

今年になって、また、奥日光でこのドブソニアンの方に遭遇する機会があり、10メートルほどかなたから、聞いたことのある学校名等の会話が聞こえ、ひょんなことから、高校が同じことが分かった。まったく不思議な巡り会いだ。

 

文字が多くてすみません。

休憩:ウィルタネン彗星、ふたご座流星群

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2018年12月14日、プラトー里見にて(人、いっぱい!)

高橋D型赤道儀架台   

AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED 解放 

流星が写ったコマを比較明合成

 

 

D型の苦労

これまで、D型での撮影では主に次の4点が大変だった。

  1. 極軸が合わない(極望がついていない)。
  2. 小生のは非システム化仕様のD型であるため、望遠レンズを付けたカメラの積載が難しい。
  3. 望遠レンズのピント調整がうまくいかない
  4. 撮影対象が写野になかなか入らない。特に、空の明るめな自宅では無理。

 

解決策

やったことは、

1.ポールマスターを導入。また、前回も触れたように、極軸の水平微動が無いため、星見屋さんから購入したマイクロフォーカサーを加工して水平微動とした。後日、極軸調整は、sharpcapで行うようになった。この方が簡単。

2.小生のD型赤道儀は非システム化モデルである。D型用の鏡筒バンドや雲台、追加ウェイトなどを入手。いろいろ試したが、鏡筒バンドと雲台で鏡筒に固定しようとしても、望遠レンズの重さで、カメラが徐々に回転してしまい、鏡筒に滑り止めを貼るなど工夫しないと強く固定できない。結局、鏡筒なしの状態でカメラをウェイトシャフト用の高橋純正の雲台に載せることとした。モーターが強いので、バランスがくずれていても何とかなったが、モーメントアームも長く、限界を感じた。

3.星見屋さんの1.で用いたのと同じマイクロフォーカサーをプチ改造した。小生の使用している望遠レンズと大体同じ口径だったので、利用できた。

 

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リングを突き通してレンズ側に触れている120度間隔の金属ネジ(写真で、各リングに2本、合計4本見えてます)は緩くしめてあり、ずれない程度の気休めである。

本当の固定は、微動ネジや四角の金属棒と対角線上にある1本だけで、対角の微動ネジ付近に圧力をかけ、摩擦力で線接触的に1か所固定にしている。

2本のリングともレンズへの固定は同じ1本ネジ摩擦力固定方法。なお、強く締めると、レンズの鏡筒が変形して回転が渋くなるので、締め方はけっこう繊細である。

バックラッシュを防ぐため、ホームセンターで購入したスプリングでタンジェントスクリューを押している。

4.ポールマスターを電子ファインダーとして使用した。ポールマスターは、sharp capで認識されたので助かった。でも、自分の場合、なぜかwindows 10ではうまくいくが、windows7では、だめ。

 

変化しよう

更に、ネット上を探索し、限られた時間と体力でいろいろな天体を見る、撮る、天体の情報を観望中にもたやすく得る、などができそうだったので、変化することにした。D型から得たノウハウや土地勘で、離陸した。

具体的には、電子化を検討しました。当初は、SkywatcherのEQ5など・小型頑丈な三脚・CMOSカメラ等いくつかの電子機器の組み合わせ、を有力に考えていました。他方、このころ、Samさんの聖典「ほしぞLoveログ」に出会っており、AZ-GTiをお店で実際に見て、結局AZ-GTi導入、試行錯誤に至りました。

曲がりなりにもこれまで実現できたのは、

  • sky safari,caltes du cielなどで自動導入できるようにする。
  • PHD2オートガイドできるようにする。(まだ精度が低いです。)
  • 極軸合わせを簡単にする。(sharpcap)
  • plate solvingできるようにする。(経緯台モードでも、赤道儀モードでも動作した。sharpcapとastro trotilla)
  • AZ-GTi、スティックPC、iPadをモバイルルータで繋ぎ、リモートデスクトップで操作する。

これからも、この分野の数多のクリエイティブな方々の片隅で、つつましくも自分なりに美しいと思える写真とか、電子観望とか、工夫とか、不断に変化を続けていきたいと思います。

(了)

 

2019年10月17日 (木)

D型がくれたもの(その1 さよならD型)

このたびの台風被害に遭われた方々にこころよりお見舞い申し上げます。一日も早い復旧をお祈りいたします。

 

 

さよなら高橋製作所65㎜屈赤D型

2019年6月13日、お別れ撮影。自宅にて。

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高橋製作所D型 65ミリ 3枚玉セミアポクロマート屈折赤道儀 F1000ミリ 直焦点

NIKON D7100無改造, iso3200,  30秒*良像59コマ,  ノータッチガイド,  ダーク・フラットなし

YIMG等で処理 トリミングあり 自宅庭にて

 

就職後中古で購入し、冬眠含む三十数年間所有してきましたが、この撮影後まもなく、春日部のCATさんへ持ち込みました。(何時間でもにやにやしていられる鏡筒や架台の森沼です。)

D型は、白鳥のように美しい伸びやかな肢体の機体で、自分にいろいろな経験を与えてくれました。妻の前で小生とともに小さくなっておりました。

しかし、近年の老化で腕がしびれ、痛み、カメラ含めて23キログラムを持ち上げるのが相当苦しくなりました。

きっと次のオーナーにもいろいろ語ってくれると思います。

 

D型をCATさんへ持ち込んだ日、お別れ撮影の亜鈴状星雲の写真をiPadでCATのMさんにお見せしたところ、雑誌に応募してはどうかとのコメントいただき、小生はやはり馬鹿なので舞い上がってしまい、60代で生まれて初めて天文誌に即投稿しました。

封筒に入れた時にはハイで自信満々でしたが、時と共に、ひどい強調と低コストで下手なプリントに気づき、落ち込みました。当然出版社からは無連絡でした。印刷はほんとむずかしい。でも、いつかリベンジ・・・・

なお、冒頭の亜鈴状星雲の写真は、rawデータは雑誌に投稿したものと同じですが、別途に現像調整したもので、印象もトリミングも投稿したものとは別です。

 

 

シャープな鏡筒

フローライトほどではないでしょうが、素直でシャープです。色が出ます。

M13直焦点撮影でD型鏡筒とC5比較

同じ写野にトリミングしています。

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D型鏡筒直焦点(d65mm f1000mm 3枚玉セミアポクロマート) 同じくお別れ撮影で。

iso3200 ,  30秒*良像24コマ。D型屈赤HD4によるノータッチガイド

D7100無改造

 

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セレストロンC5直焦点(d127mm f1250mm)

AZ-GTi赤道儀モード、30秒*良像4コマ PHD2オートガイド(星像の肥大はオートガイドの影響もあるかも。でも、最良像だけ加算してますす。ピントは、自分としてはベストにしたつもりです。)

D7100無改造

 

月面

D型直焦点。ヒギヌス谷がかろうじて写りました。2018年7月、火星大接近の夏に撮影。

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M42中心部

直焦点撮影をトリミング。YIMGでコンポジットを勉強始めたころ。筑波山近辺で撮影。強風と悪シ―イングにもかかわらず、トラペジウムが分離した。極軸強度は高い。赤緯軸もベアリング間長がとても長く高強度だが、赤緯クランプや赤緯微動は、力を加えるとわずかにねじれを生じた。2018年12月29日撮影。

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北極星

伴星とのアップです。2019年6月13日、お別れ撮影のときの撮影。D型直焦点。トリミング。オーバーサンプリング処理。

青の分散が美しい。D型鏡筒は焦点距離が長く、ピントが合わせやすい。

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ウィルタネン彗星で首がけいれんする

D型直焦点。YIMGでコンポジット。30年前のカメラアダプターのネジが緩んで光軸がずれてます。

まだ電子ファインダーを試みておらず、とにかく、明るい空で導入が困難。アクロバチックな姿勢で首がけいれんした。

2018年12月20日自宅にて トリミングあり

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筑波山近辺から、ウィルタネン彗星のコアを狙う。

これも、電子ファインダなしの時代で、ものすごく苦労して導入。首がけいれんし、疲労困ぱいした。2018年12月22日撮影。コアはやっぱりとても小さいんですね。分解しない。30秒露光1枚。トリミングなし

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2019年6月13日の機材構成

polemasterに訳あり格安ニコンの50ミリレンズ装着。

sharp capを用いて、電子極望兼電子電子ファインダーとして使用。自宅の空では、これが無いと淡い天体導入は不可能です。

polemasterのカメラがsharp capで認識されたので助かりました。でも、小生の場合、windows 10(64ビット版Sharp cap)ではうまくいくのですが、windows7(32bit版sharp cap)では、エラーが出てほとんどだめです。PHD2との関係でASCOMに変なことしてるのでその影響かもしれません。

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接眼微動パーツ

これは、昔々、伝説のATOMで購入したもの。実は、MARK Xの手動微動用減速ギアです。軸径がちょうど同じなのを発見し、流用しました。

青く美しく、今でもお守りというかオブジェとして持ってます。

三脚土台付近のアルミパーツは、星見屋さんから購入したマイクロフォーカサーです。ヤスリで削り、ネジを金属にして架台の水平微動に使用。これによって、比較的容易に極軸合わせができるようになりました。

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D型、AZ-GTiのツーショット。5か月間の併用を経てAZ-GTiに移行しました。AZ-GTi一式の重量はD型一式の半分です。

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次回へ続く

(了)

 

 

2019年9月24日 (火)

KENKO スカイメモS雲台 全金属化プロジェクト

AZ-GTi赤道儀化用雲台

愛機AZ-GTiを赤道儀モードにするときには、最近はKENKOスカイメモS用雲台が多いです。そこそこの剛性と上下左右の微動があるからです。

野辺山で撮影した亜鈴状星雲のトリミング画像です。これにも使ってます。

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2019年85日、Ai Nikkor ED 180mm f2.8f4へ絞る、nikonD7100無改造、iso800 30×8コマ、

AZ-Gti赤道儀モード、オートガイドなし星雲付近323×216ピクセル切り出し



あれっ
ところが、垂直方向のクランプを緩めようとしたら、あれっ?グリッという嫌な感触が・・・・

クランプのラチェットの歯が崩れました。プラスチック製で、小生のきつい締めに耐えかねたと見えます。原村星まつりでも、ハンドルの材質に懸念を示していた慧眼をお持ちの方がいらっしゃいました。


購入は7月なので、購入店に相談することも考えましたが、また壊れるのもいやだし、そもそも自分が腕力入れすぎ感があったし、なんかこう、いじりたくて、恒久的解決も目指したいし。リーズナブルなのは全金属化でしょう。良い子のみなさんは、改造は自己責任ですよー。
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名付けて、「水道1号」
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工作

ホームセンターをコンセプト抱いてイマジネーションを膨らませつつ徘徊老人し、購入したのは、蛇口ハンドル、異径高ナット。


ふつうの蛇口ハンドルも使用感が良く、デザインにも生活感のインパクトがあり、魅力的だったのですが、ネジ等が多種付属で汎用性が高いこれにしました。
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白と透明の円盤はスペーサーです。肉抜き激しすぎないか。
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懸命に真鍮のリングをヤスリで削り、ナットがはまるようにする。いつものフリーハンドの工作なので、低精度はご愛敬。

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スペーサーも0.5mm厚のアルミ板を金切狭で切り抜いて2枚作製。元の合成樹脂製のものと交換です(0.5mmと0.25㎜厚くらいのものが各1枚使用されていたのですが、緩かった。)。
 

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結論
頑丈至極、快適になりました。軽い締め付けでかなりの剛性が得られます。

ここで、はたと疑問。以前必要だった強い締め付けは、いったい何だったのでしょう。


おそらく、根本的な問題は、スペーサーが薄かったことだと思います。


薄すぎたが故にクランプを緩めると遊びが多くガタがあり、、固定のために過度の締め付けが必要だったのではないでしょうか。

製造工程でスペーサーさえ適正な厚さに調整されていれば、合成樹脂製のクランプレバーのままでも、必要十分な強度だったように感じました。

おっと忘れた、追加

台座の固定に、合成樹脂製のワッシャーが使われていましたが、手元にあった鉄製ワッシャーに交換です。

効果は不明。


ちなみに、灰色板の下の黒い円盤は三脚をがっしり抑え込み、全体のねじれ剛性が高まります。この雲台と純正三脚との相性はなかなか良い。

これにて全金属化プロジェクト完遂です。


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(了)

 

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