拡張するもの:名取天文台「VRプラネタリウム」に思う
1.クラウド・ファンディングのリターンが届きました。ワクワク!
使用した結果、とても感激でした。
幾つかの選択肢がありましたが、その一つです。
2.早速トライしました。
スマホ(iPhone SE2)に変えてまだ半年、不慣れです。画面の大きさはちょうどよかったです。
ファイル管理がPCと違う感じで良く分かりません。が、お試しmini番組をダウンロードして使用できました。
アプリはクラウドファンディング記事内で操作が説明されていた「VRPlayer」にしました。
今のところ、番組本編は予期せぬ原因不明のトラブルで編集が遅れているようです。
イレギュラーな事象は良く起こるものだと思います。
若い関係者の方々は、試行錯誤を経てスキルアップして未来を拓くのだと思います。
不具合がすんなりと解決することを祈っています。しかし、極端な話、仮に、努力して番組がやはり動作不調だったとしても、それはそれでいいのだと思います。
過程が大事と思います。
そもそも、PCやスマホのOSバージョンアップが不具合の原因の可能性は?とも思いますし。
360度のRICOH THETAで撮影の星空と同時に、CMOSカメラ等でのスチル写真を眺められます。
2019年の八ヶ岳小海町星祭りで、RICOH THETAとJAXAによるISSでの360°撮影動画をゴーグルで観た記憶がよみがえりました。
当初、スマホがぐらついたのですが、付属のスポンジで挟んで安定固定できました。
レンズ拭きも同封されていました。
3.没入感に感激
VRプラネタリウムは没入感があるんですよー。星の揺らぐ様がいいですねー。
イヤホン繋ぐと、ナレーションやBGMも良いです。
人間脳の極めて重要な入力である、時間軸を伴った双眼視覚・双耳聴覚に働きかけます。
さらに、三半規管の姿勢や角速度変化を捉える感覚とも連動するので、「おっ!」と来ました。
レンズの収差で、画面中央が遠方に向け凹んでドーム状に見えますが、プラネタリウムとしてならばこれも許容の範囲かも知れません。
4.自分の撮影した月面や木星のビデオもとても楽しめました。
メガネしていても装着できました。
拡大や、いくつかの画面モードが使えます。
5.まとめ:気づきの点と妄想
メリット、便利な点:
①小生のような飛蚊症の眼であっても、高倍率の望遠鏡を覗く場合と異なり、光束の径が太いので、モジャモジャが目立ちません。
(カメラで、Fが明るくなるにつれ、フィルタ上のホコリの写り込みが目立たなくなるのと同じ。)
②首を動かすと、自然に画面が動き、体が動かしにくくて施設に行けないとか、望遠鏡を覗く姿勢が取れない人であっても、いろいろ楽しめそう。ベッドで寝ていても楽しめるのである。
③固定した画面よりも画素が極めて荒く、暗い天体も写らないけれども、視線方向がインタラクティブに変異する動画は没入感があり、圧倒的に印象が強い。
デメリット、不便な点:
①レンズの収差で、画面中央が向こう側に凹んで見える。プラネタリウムドームを見上げているようで、画面が平面に見えない。
②ゴーグルがやや大きく、重い。
③スマホを装着すると、画面ピンチ等による操作ができない。ブルートゥース対応の操作手段が欲しい。
④無料アプリだからでしょうが、広告がときどき入って中断し、一気に冷める。
⑤(自分が操作を知らないのかもしれませんが、)動画を見ながら、スマホに入っているお気に入りのBGMを同時に聞けない。
妄想すること:
①光学系は、重量やコストを無視すれば、いろいろ出来るでしょう。
②あるいは、ソフトウェアで光学系を考慮した画像変形処理をするのも有効な面があるでしょう。
③適切なバランスウェイトを付ければ、首も楽になりそうです。
④近視かつスマホの画面が目幅に会っていれば、ハ〇キ・ルーペでも双眼視を楽しめるかも。
⑤ゴーグル機能のサイズや重さは、人間の眼や神経といったインターフェースに対し、スマホより格段に進化したツールが、より融合する未来が広がっていくように思います。
「人間とは、”人体と環境と道具の総体だ” 」
というのが当面はリーズナブルに感じます。(アニメのBEATLESSでそんな内容のこと言っていたと思います)
自分はメガネと合体してます。
拙ブログの過去記事:アナログハックに弱い私
https://memes2019.cocolog-nifty.com/blog/2020/01/post-c0d426.html
(了)
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