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2020年11月20日 (金)

M87JET氏、久しぶりにお出かけする(妙義山、八ヶ岳)

(文中、意見にわたる部分は、M87JETの個人的な見解です。)

 

0.久しぶりの遠征

八ヶ岳方面で、昔からの友人少数名との会合がありました。

新月期で好天、群馬県の妙義山経由で行くことにしました。

2020年11月13日、到着時にはすっかり暗くなり、調べておいたこのへんかなあという駐車場に入って撮影です。

天の川が良く見え、久方振りの大変良い空でした。

何人かの方々が既に忙しく撮影準備中でした。

初めての場所で勝手がわからず、親切な先に到着の方にお手洗いの場所などを教えていただきました。ありがとうございました。

 

機材:小生初めての組み合わせでした。テストです。

FC65(中古)+FC/FSマルチフラットナー1.04×

ASIAIRpro+ASI533MCpro(冷却0℃)(プレートソルビング連動自動導入で快適です。)

AZ-GTi赤道儀モード、ASIAIRproとFL50㎜ガイド鏡でオートガイド

結果は、以下。

使用ソフトは、いずれもYIMGとnikon CAPTURE NX2です。

 

1.あんどろめだ大星雲っ!

クラシカルにこう呼びたいのです。

はみ出る迫力。クリックして拡大してみてください。冷却ASI533すごいっ!

30秒露光を30分間から60分間ほどいい加減にLiveスタックしたものをいくつか加算平均。(総露光120分間)

ダーク有り

M31_re120min

 

2.M33

宝石箱のように美しい。

60秒露光を10枚Liveスタックしたものを3セット加算平均。(総露光30分間)

ダーク有り

M33_30m

 

3.馬頭星雲・燃える樹

古い光学系の非対称な反射が目立ちますが、これはこれで味があります。40年くらい前製造の鏡筒です。

自分としては、馬の首がこんなに良く写ったのは初めてです。

180秒露光を10回Liveスタックしたものを4セット加算平均。(総露光120分間)

ダーク有り

Batou_120m_b

 

4.M42付近

180秒露光を5回スLiveスタックしたものを4セット加算平均。(総露光20分間)

ダーク有り

M42_20m_d

 

5.朝日の妙義山

険しい岩山。

カルデラの中央火口丘の名残らしいです。

Img_2130

 

6.八ヶ岳、小海町にて

妙義山から会合場所に行く道中、テレスコ工作工房さんに伺いました。これも初めてです。

お店、楽しかったです。新作の微動雲台は頑丈かつ回転もねっとり滑らかでした。

小生はペットボトルホルダーを購入しました。

その日の夜、小海リエックスホテルを過ぎてしばらく登ったところのレストハウスで、観望会らしきものがあるとの御誘いを受けました。

店主さんも、軽トラに40cmドブソニアンを載せて準備していらっしゃいました。

Img_2172

 

7.レストハウス「ふるさと」駐車場にて

友人に強引に提案し、夕食後お酒に移る前に、軽自動車2台の車列で爺さんたちは八ヶ岳をブイブイ登りました。

途中、堂々とした角の大型の鹿が道路を横切ります。

満天の素晴らしい星です。

レストハウス駐車場では、天文マニアのグループの方が食事中でした。何台かの機材が展開されていました。

テレスコハウスの店主様も、ドブとRASA(11インチの方かな?暗くてよく確認しませんでした)を準備中です。

小生を含むすこぶる怪しい爺さんたちであるにもかかわらず、グループの方々は親切に笠井の白く美しいドブソニアンなどで火星、土星、プレアデス星団などを見せてくださいました。

また、電視観望も経験させていただきました。我が友人たちは、初めての経験です。

ASI385CMOSカメラと小口径自作屈折(双眼鏡対物レンズご使用?)でリアルタイム動画に近い感じで見えます。

アンドロメダ大星雲とM27(亜鈴状星雲)を見せて戴きました。M27は、色も感じられ、青っぽい鼓の外縁の赤っぽいのも見えました。

僅か2~4秒のリフレッシュレートでも実用になり、驚くべき感度です。ガイド全く無しですが、星が日周運動で線分状になってカクカクと移動していくのが観察できました。

極めつけは、40cmドブで見たM27、土星、プレアデス星団でした。光軸も合っており、光量豊富なスッキリ星像でした。M27をあれだけはっきり眼視したのは、初めてでした。脳内処理で青色まで感じるほどの勢いでした。

天文マニアのグループの方々、テレスコ工作工房店主様、ありがとうございました。

早々に宿泊先に戻り、宴会に移りました。満天の星空や望遠鏡経験に、爺さんたちもそれぞれが感慨を持ったようでした。

 

8.みずがき湖へ向かう途中で・・・

翌日、ストーブ用の薪作りを手伝った後、みずがき湖に向かいました。これまた小生未踏の地です。

道中、カーナビさまのアドバイスで、山道に向かいます。トラクターがそこかしこで農地の土造りを行っています。肥料の香り。

そのとき気づきました。道路標識の矢印に、「川上村」とあるのです。南佐久郡。

そして、山中の丁字路にあったのです。「ISS、44次ミッション、ありがとう、油井亀美也飛行士」という感じの看板が。

そうか、ここだったのだ。氏の出身地。レタス等の産地。

 

最近何冊か宇宙飛行士選抜関係の書籍を図書館で借りて読んだ。その一冊がこれ。自分的にはとても印象的な書物です。

(実務教育出版、¥1600+税)

Img_2128 

 

油井画伯の作品は、以前JAXAつくばの公開日の展示で拝見し、小生はほっこりしたものでした。

このとき、画伯はロシアで訓練中だったと思います。

Dsc00941

 

油井氏は、天文学者か物理学者になりたかったようです。

しかしながら、ちから試しの防衛大受験に合格した日に、諸事情で、他大学でなく、そこにしてくれと言われたときには泣いたらしい。

その後、人生のいくつかの分岐点における選択において、いろいろな人に会い、いつもとてつもなく頑張り、映画のライトスタッフ(音速の壁を突破したパイロットのチャックイエーガーや軍の宇宙パイロット選抜の映画。ライトスタッフ:良い資質)の影響もあったようですが、宇宙に繋がったようです。ISSでは、他の誰よりも美しい星と地球の写真を撮っていると思います。

物理や数学のセンスは、テストパイロットとして、機体の機動飛行特性把握において、運動方程式・流体力学的な理解が有効だったろうと思います。

他方、航空幕僚監部で極めてタフな対米・対内部交渉もこなしたと想像します。

油井氏ご本人も類まれなライトスタッフの持ち主だと思いますが、本人を見つめつつ背中を押したり、結果発表の当日には収入減と3人の子の教育費用を考え、仕事の面接を受けに行っていたという奥様も、相当なライトスタッフの持ち主でいらっしゃるのだろうと推測します。

(なお、NASAのyoutubeチャンネルで見た現在のISS内部の様子では、備品のデジイチと各種交換レンズは、nikon系に見えました。あれで撮影したのでしょうか。また、幼少の氏は、写真ではメーカー不明(昔のケンコー製か?)ですが、反赤をご使用だったようです。信毎おでかけガイド

 

他のJAXA関係者やNHK取材者の著作物によると、米国NASAでの米国現役宇宙飛行士等による当時のjaxa最終10人の候補者への面接では、「あなたはなぜ宇宙飛行士を目指したか」ではなく、「何によって今ここにあなたは居るのか」というようなことをまず問われ、ここに至る生きざまを問われたらしい。(図書館で借りた本やネットで読んだ記憶なので、ちょとあやしい)

小生の5inchシュミカセの蓋には、数年前に秋葉原で入手した、氏のバッジ?みたいなものを張り付けてあります。

Img_2174

 

9.みずがき湖

トイレも駐車場もあり、天体撮影に良いところと思いました。

館内にはタカハシの古い赤道儀など数台が展示してありました。

きのこ蕎麦のシイタケが美味しかったです。りんごをお土産に買いました。

夜には雲が出そうだったので、帰宅しました。中央高速が混み過ぎ。

Img_2160

 

10.おまけ:遠征時の機材など

(機材写真と彗星は、茨城県つくば市郊外で11月18日撮影のものです。)

某L氏や〇ベット氏、〇〇ーチさんはじめ、天文界のご薫陶を受け、ナイトウォッチも取り寄せました。良いです。

Img_2167

 

 

2020M3(ATLAS)彗星、高速移動びゅーん

2020.11.18 22:06から約90分間の移動:露光180秒:撮影した個々のコマのなかから約18分間隔の6枚加算平均

移動方向:画面下から上へ

ASI533のイメージセンサーサイズ11×11ミリ(画角は73’×73’くらい)

90分間で5分角くらい動いている感じ。オリオン座付近にいました。

ASIAIRproのプレートソルビング連動自動導入機能にSkysafariで得た赤経赤緯座標を入力してGo!。

見事に導入できました。

1306_1437_6_3m_a

おそまつさまでした。

(了)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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コメント

こんばんは。

小海、野辺山、清里と遠征されていたんですね。お疲れさまでした。もしかしたらニアミスしていたかもしれません(笑)

オートガイドありとはいえ、いいや、ありだからこそ、じゃじゃ馬なAZ-GTiをここまで完璧に使いこなすのはさすがです。

いつの間に533MCもASIAIRも導入されて、フルアーマーですね!

nabeさん、お久しぶりです。ニアミス?そうだったかもしれませんね。
nabeさんのあまりに完璧で素晴らしい作品、いつも楽しみにしております。
小生は、ゆるーくいい加減に楽しみます。(*^^)v
今回はASI533の能力に感心しました。
AZ-GTi赤道儀モードは、精度、強度に限界感じてますが、コンパクトでなんでもトライできるのが代えがたい美点ですね。

こんばんは。

11月13日に妙義山で声をかけていただいたのはたぶん私です!
私もAZ-GTiとASIAIR PRO持っておりますのでとても楽しく拝見させていただきました。
あと先週ASI 533MCProを買いました(笑)
ZWO恐るべしですね。
私は25年ぶりぐらいで急に天文熱が再発して昨年の12月から撮影を始めたのですが妙義山に良く行っております。住んでいる埼玉から近いのと舗装されている上の駐車場は夜は閉鎖されるので車の出入りもなく落ち着いて撮影できるのが気に入っております。空はそんなに暗くないのですが・・・。下の駐車場はいつでも出入り可能なので好きな時間に撤収したい地元の方が多いようです。
機材は大昔に買って押入れで眠っていたGP-D赤道儀とBORG100EDにいただき物の1眼レフカメラでスタートしたのですが、この1年でGP-DがSynScan改となりASIAIR PROにガイドカメラASI120MMMiniが加わり先週ASI 533MCProも増えました。次は新しい鏡筒を狙っております(^^;

>chobiさま
こんにちは。そうだったんですねー!
トイレや道を教えていただきましてありがとうございました。
妙義山は初めてでしたが、あの晩は小生今までで最高の写りでした。
茨城からはちょっと遠いのですが、これからもたまに行きたいと思います。

ZWOはすごいですね。
最近、ASIAIRproとASI533で動画撮ると、月・惑星ならばiPADでリアルタイムで楽しめることにきづきました。
これからもよろしくお願いいたします。

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