はみ出すバラ星雲:フィルターレス改造SV305:レンズレス・シュミット化NEWTONY君
センサーはみ出す宇宙の薔薇
10月24日夜、快晴になりました。
当地ではまれに見る透明度で、天頂は3等星が見えます。
ベランダに速攻で軽量機材を出して撮影しました。
ノイズやきめ細かさに問題ありますが、この機材にしては迫力の画像が得られたと感じます。
64秒9フレームスタックを10セット=総露光約6000秒
フィルター皆無
ゲイン最高(=30)、コントラスト25、ガンマ1.0、
ダークあり
サチュレーション100、シャープネス50
SIGHTRON NEWTONYくんレンズレスシュミットニュートン改造:絞り口径4mm,FL200mm(=F5.0)
SVBony SV305 フィルターレス改造
撮影アプリ:SharpCap pro
画像処理:YIMG,ニコンCaptureNX2で頑張って炙り出し。
架台:強化改造AZ-GTi 赤道儀モード
プレートソルビング連動天体ど真ん中自動導入(FL200mmとSV305の組み合わせではこれが不可欠です):ASIAIR pro :ASI 120MM-S(ガイド鏡FL50mm):ASI533(望遠レンズFL180mm):各鏡筒の光軸合わせが必要です。
オートガイド:ASIAIR pro 及びASI 120MM-S(ガイド鏡FL50mm)
同架のASI533MC proでも気ままに撮影とかプレートソルビング連動のテスト
一眼レフは、視野が屋根や壁で遮られるので今回は不使用。
なお、デジイチでも機種によっては、ASIAIRproでプレートソルビング連動天体ど真ん中自動導入できます。
機材風景
SV305について
サイトロンジャパンさんから最近SV305-SJが発売されました。
クリアカバーガラスになり、リスク覚悟でフィルター除去する必要がなくなりました。いいですねー♡
個人的には、イメージセンサーのサイズや感度からすれば、惑星向きと思います。
でも、好奇心がいつもつぶやくのです。「星雲、やっちまいな」「限界を試してみな」
星雲をこれで撮ると、鏡筒の特性と相まって、いつも、僅か2メガピクセルとは思えない迫力を小生は感じます。
比較的安価でこころおきなく試せる良い機材です。ASIAIRproに繋がらないかなー。
小生は、いよいよ多種多様な機材を妄想し、沼を感じますョ。(奥さんが鉄の鎖で抑えてくれていますけどね。)
YIMGでノイズ処理と加算平均した段階の画像は、これです。
5600秒露光でも、とても淡いです。
ノイズを除去するのが大変でした。(過去記事: 逆色ノイズ加算処理の試み:レス改造SV305:レンズレス・シュミットNEWTONYくん)
空がとても暗いところで撮影できれば改善するかもしれませんが、冒頭の写真までに炙り出すのは、かなり無理があります。
レンズレス・シュミット化で画面周辺でも星像は小さいです。
しかし、スパイダーの影響で輝星が大きくなります。
ピント合わせも難しく、今回はちょっとずれたようです。
同じくSV305でM31です。
32秒×17フレームをスタック。(=544秒露光)
10分露光でも、空がいつもより良かったので、結構写りました。
同じくSV305でカニ星雲(M1)です。
64秒秒×11フレームをスタックしたものを8セット。(=約6000秒露光)
(了)
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