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2020年6月 5日 (金)

今日も全力GTi:ASI AIR Pro(with 迷人会工房パーツ)♪(後編(撮影トライ編))

ASI AIR pro 撮影にトライ:

 

ASI AIR proについては、天リフさんに決定版のすばらしいレビューが公開されています。

他にも、net上にはいろいろなすばらしい情報があります。

しかしながら、ASI AIR proが持つ新時代の予感を、自分からも僅かなりとも伝えられたなら、と思い、

空もスッキリ晴れないし、割り切って、ここに、大いに我が無知蒙昧と低レベル恥ずかし写真を晒すことにします。(^◇^)

記事中に間違ってる点・不適切な点もあるかと思いますが、ご容赦ください。

 

1.機器構成

ASI AIR pro , AZ-GTi, nikonD7100, Ai nikkor ED180mmf2.8 , ASI120MM-S, iPad mini など。

ASIAIRアプリ1.4.3 ASIAIRpro Firmware5.05

迷人会工房AZ-GTi強化パーツ群

Img_4811lbwg

♡迷人会工房さんの剛性と精度が高いパーツは、小生の岩田製作所超剛金シムリングやコンクリート・エポキシ樹脂結合をはじめとする高剛性改造AZ-GTi・三脚をさらに安定・強化させており、ウォームギア回りの小生の失敗によるガタガタを除けば、全体として、かなり剛健なものになっている、と自己満足してます。

さらにASIAIR proや各種アプリ、タブレット、カメラ、ネット、を接続することで、昔は考えられなかった高機能をコンパクト・低価格で実現できてると思います。

ほんとに良い時代になったものです。

でも、きっと、機材も使い方も人も、もっと進化・変化していくんだと思ってます。私は時の旅人。(*^^)v

 

 

2.Live stackがとても簡単。

(なお、Live stackやAuto run撮影を始める前に頻繁に使用するPreview機能は、連続して画面表示する設定にすると、メインカメラのD7100のデータ伝送等が間に合わないためと思われるのですが、アプリがフリーズしがちだったので、1回ごとの設定にしました。)

M20

M20、nikonD7100(無改造)、Live stack 30秒×110コマ。フィルターなし

(近隣の公園にて。空がとても明るくて、枚数多くないと色が出ない。ダーク、フラット等なし。)

下の全体画像の中央部です。

FITSをYIMGで加工。像が左右鏡像になってます。

Stack_m20_light_30s_bin1_iso400_7_2_1s

元になるstackされたFITS画像は6000×4000ピクセルです。

しかし、ブログには大きすぎるので、3000×2000ピクセルに落としてます。
YIMG, nikonCNX-2 等使用

 

 

 

3.Live stackにおける優秀なalign

上のM8,M20の画像は、ノータッチガイド1.5時間(露出時間は50分くらいだが、データ伝送や処理に時間がかかる。)なので、さすがに極軸のずれやピリオディックモーションが良く見ると顕在化します。しかし、alignはすごい。

M8を拡大します。ピンボケ。これは6000×4000ピクセルの画像からの切り出しです。

Redspotm20

右上部の赤いギザギザが、赤いホットピクセルのalignによる軌跡です。

露光30秒単位です。alignは正確、ズレはほとんど見られません。

なお、114コマ連続、alignエラーはゼロでした。びっくりしました。

 

 

M27polar_nobi

M27です。北極星が見えない自宅ベランダから撮影。極軸は目分量、数度の設置誤差があるかも。

FL180mmのレンズなら、短時間多数枚露光ならば、オートガイド不要と思いました。

極軸設置ずれにより、30秒単位の露光中にもほんの少しだけ上下に星像が伸びてますが、align自体は完璧なのがわかります。

 

Stack_m27_light_30s_bin1_iso200_1

上のM27の含まれる全体画像です。

30秒×28コマLive stack  nikonD7100 iso200 180mmf4

オートガイド不使用。

肉眼では1等星しか見えないが、プレートソルビングで導入。

上端の黒い帯も、極軸設置ずれに起因する、28コマ15分間くらいでの視野移動で生じたものです。

薄雲の中、かろうじて撮ったM27。こんな感じでその場で鑑賞できます。

 

 

4.超快適プレートソルビング

Img_4711_20200531173201

M13を自動導入自動プレートソルビングした画面です。自宅ベランダ

画角は、7.9×5.0度。

天リフ様の記事では、プレートソルビングするには、画角が最低0.4度くらい必要らしいです。

北極星見えないので、目測いいかげん極軸合わせ。

望遠レンズは、FL180mm,F2.8を4に絞っています。

ASIAIRproはメインカメラとして接続したD7100から画像データを取得し、迅速にプレートソルビングが行えました。

画像の横縞は、露光不足を、強力なAUTOのストレッチが補っているからです。

(そういえば、こういう横縞模様は、SVbonyさんのSV305での露光不足画像でも出ます。)

 

機械精度が高いとは言えないAZ-GTiです。増してや、小生の機材は、赤経ウォームホイールとギアの擦り合わせをやりすぎちゃったので、隙間ガタガタです。

なので、自動導入だけでは、子午線でフリップすると、2度角くらいの誤差が普通に出ます。

しかし、1回目では甘くても、2回プレートソルビングすればど真ん中、なんたる気持ちよさ! 感激物です。

一晩で、対象天体を次々に狙えます。肉眼で無理な明るい空でも大丈夫。

 

 

Img_4714

プレートソルビング後のど真ん中、M13。 雲が流れる中をLive stack 2020.05.13

自宅ベランダ

 

5.デジイチD7100でも電視観望はできるか?

50~60秒くらいで画面1回更新という、ものすごーく遅いリフレッシュレートです。しかし、心の眼で補間し、電視観望しました。

小生の機器構成では、Livestackは、30秒露光にして、1サイクル50秒くらいに調整するのが連続安定動作限界か?と思われました。

しかし、画像のAUTOのストレッチが強力です。Live stack画面はなかなか変わらないけど、iPADで、感動的に美しく見えます。

ASIAIRアプリには、色彩の調整機能は見当たりません。AUTOでお手軽お気軽がコンセプトのシステムでしょう。

タブレット端末は、パソコンモニタより小画面ですが、複数人で眺められます。

また、タップ一発で、見える画像そのままを、iPAD内の写真アプリにJPGで画像で記録できます。十分綺麗な画質です。

指で画像の拡大縮小も自由自在です。(例として下にからpreviewの雲間の星の画像を載せておきます。)

ただし、ASIAIRproからの伝送データを小さくするためでしょう、iPADの画像は、元のデジイチよりも解像度が低くなります。

(3000×2000ピクセル2メガバイトくらいになった。)

Img_4766

30秒露出 1コマ 2020.05.29 近隣の公園。iPADに記録した画像。3000×2000ピクセル。左右正常。

流れる雲の合間、AUTO画像ストレッチが良く、雲も星空も見えて、感動的な美しさです。

画面中央の少し右に、かすかにオメガ星雲が白っぽい「への字」に見えます。

さすがにこの雲の場合には、プレートソルビング効かず、対象が中心から右側にずれてますね。

 

 

iPADの画面に見えるLive stackの撮って出し、M20付近

Img_4768

M20、M8付近 30秒×20コマくらい?Live stack。 2020.05.13 自宅ベランダ

画角は、7.9×5.0度。iPADに記録した画像。3000×2000ピクセル。左右正常。

AUTOストレッチで、こんな感じにiPAD画面が見えます。

自分的には、感動しました。

 

 

6.FITSの不思議:ツールによって、結果が異なる。多様性があるのでしょうね。

(1)Live stackのデータ

Live stackされたFITSファイルは、USBメモリに格納されます。

1枚につき143メガバイトになりました。大きいです。

運よく、Live stackのFITSデータについてのみは、YIMGを使うと、カラー画像になりました。なぜか左右逆の鏡像になります。

(なお、Light以外に、Flat,Dark,Bias等いろいろやれますが、試していません。)

 

(2)Autorun撮影(連続多枚数自動撮影)のデータ

Autorun撮影データは、やはりFITSで格納されます。サイズは43メガバイトくらい。

Live stackとは異なり、アホな小生には、YIMGではカラー化できません。一週間ほどツールを探し、NAOJ(国立天文台)のマカリというツールも試しましたが、できませんでした。他のツールを探しました。選択肢は、有料、無料、いくつかありそうでした。

結局、なんのことはない、ZWOのサイトに、ASI StudioというZWOのCMOSカメラ操作統合ツールがありました。

 

Asifitsview

この中の、ASIFits Viewを用いてファイル開いてお手軽DeBayerできました。色調整できませんが、強力なオートストレッチできます。とりあえず、PNGで保管して、YIMG等で加工できる目途がつきました。

なお、Auto run撮影時は、カメラ内SDカードにもRAWで同時に記録できます(Save Image to DSLR Simultaneouslyを有効化する)。

 

(参考1)

AutorunでのASIAIRproのFITSを、YIMG、マカリ、ASI Studioで開いた比較です。ピンボケのM27。

YIMG、マカリ、ではDeBayerされず、左右逆転見られます。

Asistudio_yimg_makalii

 

(参考2)

小生が最近試しつつある、SV bonyさんのリーズナブルな価格のカラーCMOSカメラであるSV305とSharpCapでFITSで保存した月面の一部分を、同じく、YIMG、マカリ、ASI Studioで開いた比較です。

色はつきますが、YIMG、マカリ、では左右は鏡像が見られます。

(月は色が薄いので、クレーター崖の色収差で色が出てるのを感じてくださいね。)

なお、マカリでは、色を復元するために、RGBレイヤーの設定(マルチプレーンFITS読み込み設定)が必要でした。



Sv305_sharpcap_moon_fits

 

 

Makalii_multiplain

 

 

7.Auto run(連続多枚数自動撮影)の例:オメガ星雲、イーグル星雲

6_120adjb1_001_02

これは、Auto runで格納されたFITS120秒露光6枚を、ASI Studioでpngに変換した後、YIMGで加算平均・各種調節したものです。

連続撮影中は、ASIAIR proでオートガイドしました。普通にガイドできました。 2020.05.29AM3時ころ、 近隣の公園にて

 

Img_4797_20200603200701

実際にiPADに見える画面はこんなもの。

Auto runでUSBメモリに記録された120秒露光1枚画像をASIAIRアプリ経由でiPADに落としたものです。

ASIAIRproにより、AUTOでストレッチされており、左右が正しいです。

ただし、既に述べたように、jpgで、画像サイズが、3000×2000ピクセルに小さくなりました。

これを素材にしてその場でiPAD内で写真加工して、仲間で鑑賞するのも、簡単で良さげです。

 

 

8.SkySafariと連携する

動作遅延が1秒程度ありますが、SkySafariと連携できました。

(1台のiPadあるいはスマホでASIAIRアプリ、もう1台のiPadでSkySafariがよさげ。)

SkySafariは、目標天体指定・導入が簡単です。しかし、ASIAIRアプリの目標天体座標には反映されず、プレートソルビングによるど真ん中導入への連係動作はできませんでした。これが反映されると素晴らしいな、思います。

なお、実際の星がずれたときの手動alignmentを行った場合、システムがいかなる挙動を示すのかについては、まだ試していません。

数多くのASIAIRユーザーの方は、いかに工夫していらっしゃるのでしょうか?

 

9.メインカメラは、高速なUSB3.0接続のCMOSカメラにすべきと思う

Img_4691h_20200531170401

ガイド用カメラには、USB3.0接続 ASI 120MM-S(モノクロ)を使用。

 

 

ASIAIRproは、本来は、イメージセンサーの大きめなCMOSカメラをメインカメラにし、高速なUSB3.0接続とすべきです。

これにより、すばらしい快適性を引き出せるはずです。FACEBOOKのASIAIRフォーラム等の動画でも、カラーCMOSカメラからの画像転送がけっこう早そうに見えました。

しかし、小生は大型CMOSカメラを所有していないことから、メインカメラはニコンD7100(無改造)(USB2.0対応)です。

デジイチの記録設定は、RAWだけにします。

ニコンD7100では、画像処理・転送だけでも、1画像で30秒くらいかかる感じ。それも、タスクの込み具合で、所要時間のぶれが大きい。

なお、Previewを連続して画面表示する機能は、D7100の場合、伝送や処理が間に合わず、アプリがフリーズあるいは外れて再起動したりしたので、残念ながら、1回ごとの設定、あるいは不使用にしました。

しかし、スピードこそ劇遅ですが、24メガピクセルAPS-C(6000×4000ピクセル)はとても画面広大で、美しいです。

なお、USB3.0接続ASI120MM-S(2メガピクセル)をメインカメラとして接続すると、転送・描画ピュンピュンで、D7100に比べて徒歩と100メートル走くらいの、スピード差を体感しました。画素数の差を超えそうなトータル処理スピード差の印象です。

 

10.ASIAIRアプリとSkySafariの同時接続(妻のiPadも借りて実験)

金星を導入したところ

Dsc01321s

 

ASIAIR proのTelescope Settings

望遠鏡をEQModからEQMod with SkySafariに変更します。

SkySafariのセッティングに関する情報も示されます。

Dsc01326s

 

SkySafari Settings

望遠鏡タイプ、IPアドレス、ポート番号を変更し、問題なく接続しました。

Dsc01328s

 

こんなこともできました。2画面SkySafariです。

iPad1台でASIAIRアプリとSkySafariを切り替えつつ運用することもできました。

(切り替えには再接続が必要なので、1台で運用するのはめんどいです。)

(いつの間にかSkySafariが日本語混在になって分かりにくくなりました。調べましたが、なぜか自分の環境では英語に戻せず、困ってます。)

Dsc01320s

 

 

11.FOCUSアシスト

今回画像は、どれもピンボケです。ご勘弁。

FOCUS状況をグラフ・画像で示す支援機能もありますが、小生には難しかったです。習熟できていません。

 

12.Polar Alignment機能

ASIAIR proには、使い勝手の良い極軸合わせ機能があります。

ガイド鏡を概ね北極星に向けて画面に入れ、開始します。

画面指示に従うと、プレートソルビングした後、自動的に極軸を60度回転させて再撮影し、計算し、極軸を動かすべき方向と量を画面で指示します。

正解に近づくと画面図示が拡大され、容易に合わせることができます。

リーズナブルな誤差範囲になると、スマイルマークになります。精度よく終了できると、打ち上げ花火が画面に開きました。

 

 

 

13.まとめ

 

(1)簡単快適。電視観望にも使えて、若い人にブレイクするんじゃないですかね。

(2)更にASIAIRアプリが進化して欲しいです。SkySafariとの天体導入連携のさらなる強化とか。

(3)デジタル一眼レフが繋がる。これは便利。

(4)小生の機材組み合わせの欠点は、スピードでした。

D7100ではとても遅いです。新型デジイチなら早いのかなあ?

考えられる要因は、

①D7100の場合、画像データを処理し、設定によっては本体SDカードにも記録しつつ、低速なUSB2.0経由でデータ転送しなければならない。

②また、AZ-GTiの無線が2.4GHZ帯であることにより、EQダイレクトケーブル等で工夫しないと、ASIAIRもステーションモードでは2.4GHZ帯になるらしいこと

(小生の場合、まだ5GHZ化に成功しておりません。)

③ASIAIR proになって大きく変わったが、それでもまだ計算速度が不足気味。

等です。

これらにより、30秒露出をstackする場合、転送・計算・書き込み等で処理が間に合わず、1サイクルで50秒くらいが安定運用の限界と感じました。

無理するとフリーズやアプリが落ちることがありました。

アプリが落ちても、ASIAIR筐体は作業継続中であり、多分、中に画像データは残っています。

(5)快速化のためには、素直にUSB3.0接続のASI294やASI533あたりを使えば良いと思われます。

(6)各社ミラーレス機にも対応しないかなあ。

 

(了)

 

 

 

 

 

 

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