今日も全力GTi:静かなる修行
めたりっ子ちゃん、大丈夫かい?
前回の心痛むギア研磨やりすぎのあと、とても心配だった。
まず、自宅ベランダにて試写。
今回も稚拙な写真ですみません。
直焦点M42:自宅にて
ああよかった。
ガタはあるものの撮影できたので胸をなでおろす。
20191130 0:33
AZ-GTi赤道儀モード(めたりっ子ちゃんウォーム研磨バージョン)
セレストロンC5直焦点(焦点距離1250mmF10)
D7100無改造(APSC6000×4000ピクセル)300秒露出1枚撮り、iso200、
フラット、ダークなし。 PHD2オートガイド。
露出300秒の成功率は、5回トライして1回。300秒はこれまでの最長成功記録。
なお、露出180秒なら、成功率は7割程度だった。
YIMG, nikon CAPTURE NX-D,CAPTURE-NX2等で処理
筑波山にて:20191203
アンドロメダ座M31中心部
201191203、筑波山でいろいろ撮影。空は明るく、天の川すら見えません。
薄雲の合間に間欠的に露出。空が悪く、発色が自分の感性に合うように調整できなかったので、モノクロ化。
中心部にものすごく集光してるんですねえ。
20191203 19時~21時ころ
AZ-GTi赤道儀モード(めたりっ子ちゃんウォーム研磨バージョン)
セレストロンC5直焦点(焦点距離1250mmF10)
ニコンD7100(APSCサイズ)無改造
180秒×8枚、iso1600、 フラット、ダークなし。
PHD2オートガイド。極軸合わせSharpCap.
YIMG, nikon CAPTURE NX-D,CAPTURE-NX2等で処理
M31撮影時のPHD2画面
標的眼にM31が見える。
こたろうさんからのアドバイスも念頭に、いろいろパラメータを試す。
このときは、露出2秒。ウェイトは両軸ともバランス崩し。この晩は、子午線越えでいくつかの対称を撮影継続。
赤緯軸のネジは、事前にし少しだけ緩く調節してある。
RMS1.31秒は、これまででベストと思う。しかしながら、良い状態は6~8分くらいしか持続しない。そのうち修正パルスが溜り、ズズッと赤緯軸が大きく動く状況は、無改造時と変わらない。
極軸を極力正しく合わせると、より長時間良い状態が持続することを実感する。
オリオン座で試す
燃える樹をガイド撮影する
だんだんピントがずれてきてるのに、気づきましぇーーん。
光量は足りないし、星像は膨らんでますが、初めての燃える樹大写しです。天文再開し、今は写るだけで楽しいです。
20191203 22:30~23:40 ころ
AZ-GTi赤道儀モード(めたりっ子ちゃんウォーム研磨バージョン)
セレストロンC5直焦点(焦点距離1250mmF10)、D7100無改造
180秒×19枚(露出57分)、iso3200、 フラット、ダークなし。 PHD2オートガイド
YIMG, nikon CAPTURE NX-D,CAPTURE-NX2等で処理
ピリオディックモーションを試す
20191203 23:50ころから約30分間
オリオン座の燃える樹付近でピリオディックモーション試写。
AZ-GTi赤道儀モード(めたりっ子ちゃんウォーム研磨バージョン)
ガイド撮影に続いて、PHD2を外して、ノータッチガイドに移行。露出180秒×10枚(コマ間インターバル3秒)
セレストロンC5(公称焦点距離1250mm)直焦点、ニコンD7100(APSCサイズ)
複雑な動き。極軸がどんどん大きくズレていく感じ。筐体や脚のよじれ、ミラーのシフト、軸受けやベアリング、いろいろな可能性があるだろう。原因不明。30分間で3分角ほどずれた。
写真(上が北)から、ウォーム(約10分間で1回転)に同期した赤経方向振幅は、プラスマイナス20~30秒程度ではないか。
馬頭星雲にトライする
ピントがかなりずれていたが修正不足のまま撮影してしまった。
ノーマルのシュミカセは星像がコマ収差等で甘い。そのうえ、合焦レバーが敏感だし、重力でミラーは動くし、首が痛くて液晶固定の我がカメラ背面はのぞきにくいし、ピントがつかみ辛い。アクロバット姿勢。
風がランダムに吹きはじめ、揺れる。小生の機体は、改造によりウォームギアにかなりのガタがあるからか、特に風に弱い感じがある。
空も透明度が悪くなってきたので、これで終了。
20191204 00:45~03:00 ころ
AZ-GTi赤道儀モード(めたりっ子ちゃんウォーム研磨バージョン)
セレストロンC5直焦点(焦点距離1250mmF10)、D7100無改造
180秒×27枚(露出81分)、iso6400、 フラット、ダークなし。 PHD2オートガイド
YIMG, nikon CAPTURE NX-D,CAPTURE-NX2等で処理。周辺減光が激しいので、CAPTURE-NX2で補正。
AZ-GTi赤道儀モードのガイド性能
(改造機での個人的印象)
あくまでも、小生が改造した個体での、オリオン座付近のゆるーい試写を中心とした印象であり、良い子の無改造個体の印象ではありません。
1.PHD2を使用する場合
- セレストロンC5(焦点距離1250mm)直焦点でも、180秒露出くらいまでは実用的。ガイドグラフを見ながらならば、300秒までいける場合があった。
- 重くない望遠レンズならば、十分に実用的。
2.ノータッチガイドの場合
- 自分のこれまでの経験では、180mm望遠レンズとD7100の組み合わせでは、露出30秒以下で、ある程度使用できた。
- 広角レンズであっても、デジカメの長時間露出には無理があるだろう。分単位の角度の揺らぎがある。
- CMOSカメラとSharpCapの組み合わせならば、自動的に画像のずれを補正してスタックしてくれるので、大丈夫ではないかと予想。(ただし、小生はまだ試みていません。)
3.風には弱い。
(了)
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はじめまして、こたろうおじちゃん傘下の有田のIです。AZ-Gtiの記事大変参考にさせていただいております。AZはいろいろ遊ぶのにいい素材ですね。
投稿: 有田のI | 2019年12月 7日 (土) 13時00分
>有田のIさん
はじめまして。拙ブログにご興味いただき、ありがとうございます。
あすとろぐらふぃ~迷人会の方々には、素晴らしくクリエイティブな個性を感じております。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
投稿: M87JET | 2019年12月 7日 (土) 15時46分